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韓国勢100勝の危機

3割8分8厘-。

この数字は別にプロ野球選手の打率でもプロボクサーのKO率でもありません。
JLPGAツアーで猛威をふるう韓国勢の勝率なのです。

プロゴルフの国内女子ツアーは前週の「スタンレー・レディース」(7月18日終了=静岡・東名CC)で今季の前半戦を終えました。この大会は日本人選手の出る幕はなく、優勝争いは通算6アンダーで並んだアン・ソンジュと李知姫の韓国勢同士のプレーオフとなりソンジュが優勝。これで前半戦18大会で韓国勢の優勝は7大会。3割8分8厘の、日本勢にとっては複雑な思いの高い勝率となったのです。

と同時にこの大会は、日本で活躍する韓国勢にとって記念すべきものとなりました。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は1967年に創設されていますが、次第に繁栄を遂げるとともに“稼げる場”として近隣の外国人勢のターゲットともなり、80年代前半には台湾から涂阿玉が参戦して82年から5年連続して賞金女王の座に輝くなど敵なしの活躍ぶり。韓国勢はそのころ来日した具玉姫が85年に初勝利を挙げ、以来、今回のソンジュの優勝で通算勝利数が100勝となったのです。

韓流ブーム

女子プロゴルフ界での韓国勢の強さは、今に始まったことではありません。それは何もJLPGAツアーだけでなく、宮里藍らが参戦する米国でのUSLPGAツアーでも同様です。

火付け役となったのが朴セリでした。ルーキーイヤーだった1998年に「全米女子プロ選手権」と「全米オープン」の2大メジャーを制覇して一躍、世界のトッププロの仲間入りを果たしたことで母国・韓国のゴルフ・ブームが活発化。が、韓国の環境は小規模のため、韓国勢はほとんど、家族ぐるみで米国に移住してツアーに参戦する形を取りました。

日本勢との大きな違いは「退路を断った参戦」により、ともに異国で生活する「家族を養う」という意識でしょうか。それがハングリーの度合いの差、精神面の強さに結びついて活躍に表れていることは、韓国勢を知る専門家が指摘するところです。

どん欲な“実”優先

韓国勢のUSLPGAツアーに向ける目がJLPGAツアーにもより一層、向けられるようになったのは、世界的な景気の後退により、米国の試合数がスポンサー離れで減少したことが大きな原因でしょう。稼げる場を持つ恵まれた日本勢が、世界最高峰のツアーという“名”を求めて米国に飛び出すのに対し、韓国勢は“名”より、より多く稼げる場という“実”を求めてどん欲にその場に目を向けます。

宮里藍の出現以降、年々、有望な新人が出現して活況を呈す国内女子ツアー界ですが、華やかな環境に甘えているだけでは、韓国勢のハングリーな戦いにとても太刀打ちはできないでしょう。

前半戦の3割8分8厘に対して日本勢がどれだけの危機感を抱くか。韓国勢の席捲により国内ツアーを衰退させないためにも、日本のトッププロたちは後半戦、気持ちを引き締めることが大事なようです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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