目が離せない注目の夏!

プロに転向したロンドン五輪のボクシング(ミドル級)金メダリスト・村田諒太(27=三迫)の周辺がにぎやかになってきました。

注目を集める村田のプロ・デビューは、関係者によると“今夏あたり”が、このところ濃厚になっていますが、その前に、米プロボクシング界の有力プロモーターであるボブ・アラム氏(81)が主催するプロモーション会社「トップランク」との契約が、このほど決まった、と報じられました。

プロ転向に際して村田は「三迫ジム」(三迫仁志会長=東京・練馬区)を所属先にしていますが、マッチメークなどを同ジムと協力関係にある「帝拳ジム」(本田明彦会長=東京・新宿区)に依頼しており、本田会長が今回のビッグな契約実現にひと役買いました。

ボブ・アラム氏といえば過去、常に対立の相手として名前を挙げられたのが、黒人プロモーターのドン・キング氏でした。

キング氏が米国を象徴するヘビー級の“倒し倒される”ボクシングにこだわったのとは対照的にアラム氏は、シュガー・レイ・レナードに代表される中量級の“華麗さ”に着目。自身、弁護士でもあることから「知的ファイト」を売り物とし、アリが終わってヘビー級人気に陰りが出た後、中量級の面白さで新時代を築いています。

金メダリストのアメリカン・ドリームは?

最近では、史上初の6階級制覇を成し遂げた“ゴールデン・ボーイ”のオスカー・デラホーヤ(米国=引退)、元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)らの興行で、変わらない“健在ぶり”を発揮していますが、そこに五輪金メダリスト=村田が1枚、加わることは凄いことです。

村田に関しては五輪後、プロ関係者の評価が芳しいものだけだったわけではありません。

五輪のリングで見せた村田のスタイルが、果たしてプロの世界で通用するものかどうか、伸びしろ面は果たしてどうなのだろうか、経験のない長いラウンドへの対応は? などの部分です。

が、そんな危惧が大きく変わってしまったのが、今年の4月、前日本ミドル級王者・佐々木左之助(ワタナベ)を相手にしたプロテストの実技試験でした。

“金メダリストの貫禄!”というには、凄すぎる内容です。ジャブから高速の右ストレート、接近してボディー連打の迫力、さらに上へは恐怖のショートアッパー・・・佐々木をボコボコニしてしまったパンチの威力もさることながら、戦況に応じた対応力は、既にプロの王者級! となってしまいました。

そしてその後、帝拳ジムで続ける練習においても日々、プロでの活躍が期待される状況にある、との声も聞こえてきています。

とはいえ・・・です。27歳でのプロデビューは、この世界では“高齢デビュー”であることは否めません。その意味で村田のプロ生活は、とりあえず3年をメドとする“短期決戦”となる可能性もあります。

その期間に世界王者はあり得るのか、五輪金の偉業に続いてまた、村田が何かをやってのけてくれるのか。すべては始まってみなければわからないことですが、注目の夏に向けて村田の動向から目が離せなくなってきたことだけは確かです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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