宮里美香のメジャー制覇への期待

国内のJLPGAツアーでは、メジャー競技の女子プロ最強決定戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(北海道恵庭市=恵庭CC)の熱戦が繰り広げられています。第2日(9月13日)を終えて“10代選手”比嘉真美子(19=フリー)が首位に躍り出る活躍を演じました。

対するUSLPGAツアーも、今季メジャー最終戦の「エビアン選手権」(フランス・エビアン=エビアン・リゾートGC)がスタート。雨で前日から順延された第1日(9月13日)は、日本の宮里美香(23=NTTぶらら)が7バーディー(1ボギー)を奪う65(パー71)の快進撃で単独首位に立つ好発進を見せました。

同大会はWOWOWが中継してくれています。同局によると、舞台となるコースは「エビアン・マスターズ」として行われていた昨年までから一転、大幅に改造され、過去2度の優勝で相性がいい宮里藍(28=サントリー)も、特にガラリと様相を変えたバックナインに警戒心を強めている、とのことでした。

予定された第1日が降雨のため中止・順延され、最終日(9月15日)に36ホールを行うことが発表されていましたが、依然として雲行きがあやしい天候が続いているため、結局、最終日18ホール、計54ホールで行われることが決まりました。

この“短縮”は、奇しくも日本の“ダブル宮里”に明暗を投げかけたような気がします。

短期決戦が“W宮里”の明暗を分けるか? 

美香の首位発進に対して藍は75を叩き、85位の出遅れです。第2ラウンドは70位までが最終ラウンドに進みますが、藍はカットラインに向けて巻き返しを強いられるとともに、最終ラウンドに進んだとしても、18ホールの短い戦いは、追い上げに厳しいものになりそうです。

が、一方、この短期決戦は、美香に対しては有利に展開しそうです。つまり、第2ラウンドの踏ん張り次第で18ホールの最終ラウンドに好機が生まれます。

ともに悲願のメジャー制覇を視野に入れる2人が、残り36ホールの戦いをどう乗り切るか、短期決戦をどう生かすか、が注目されるところとなりました。

ところで首位発進となった美香の好調は、パットによるものだったと言います。今季の美香は、ショットの良さとは対照的にパットに悩み、トップ10入りが2度だけと不振の状態にありました。それがやっと上向きとなり、噛み合ってきたようです。

修正できた理由のひとつに、石川遼の元専属キャディー・加藤大幸氏の存在があります。石川とのコンビでさまざまな経験を積んできた加藤氏は、美香にとっては力強い助っ人となることでしょう。パットの復調も、加藤氏とのやりとりがあってこそのものだったでしょうか。

立ち直りのキッカケさえつかめば昨年、ウェグマンズLPGA選手権で2位、全米女子オープンで7位、などメジャーの強さを見せつけ、セーフウェー・クラシックでの初優勝に結びつけた美香だけに、一気に期待がふくらんできそうです。

そうそう、思い出しました。美香は10年の「エビアン・マスターズ」第2日に単独トップに躍り出てもいるのです。

このとき勝てなかった悔しさを今回、思い切り晴らすチャンスがめぐってきたようです。

《9月15日追記》
耐えた! 粘った! 宮里美香が大事な第2日(9月14日)、4バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダーで首位の座を守りました。

宮里は1番、ショットが乱れてボギー。続く2番、今度はパットをミスして3パットのボギー。不安な滑り出しとなりましたが、次第に立ち直り、6、7番の連続バーディーで勢いづきました。

1打差の2位にアマチュアのリディア・コ(16=ニュージーランド)とスーザン・ペターソン(ノルウエー)がつけ、さらに1打差でステーシー・ルイス(米国)が追う、実力者が顔をそろえる、メジャーらしい緊迫した展開ですが、宮里は最終日、18ホールの勝負で1977年に樋口久子(現・JLPGA相談役)が成し遂げた全米女子プロ選手権優勝以来、2人目となるメジャー制覇を達成できるでしょうか。注目されるところとなりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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