2人の“切磋琢磨”が生むものは?

USPGAツアーは、早くも新シーズン(2013~14年シーズン)が始まりました。

10月10日(日本時間同11日)に開幕した「フライズコム・オープン」(米カリフォルニア州サンマルティン=コルデバレーGC)です。

年明けの1月から、ではなく、年内の秋に新シーズンを開始させるのは、今季から採り入れられた同ツアーの新システムによるもので初めての試み。日程は、年内に6週連続で6大会が行われ、その後、約1カ月半ほど空いて1月第1週の「現代トーナメント」(米ハワイ州)から再開されます。

さて、今週の開幕戦には、同ツアー初参戦となる松山英樹(21=東北福祉大4年)と2年目の石川遼(22=CASIO)が、そろって出場しています。

松山は、現地時間10月6日に終了した米国選抜vs世界選抜の「プレジデンツ・カップ」(米オハイオ州ダブリン=ミュアフィールド・ビレッジGC)からカリフォルニア入り、開幕戦に向かっていますが、USPGAツアーの公式サイトで展開されている「パワーランキング」(各大会の優勝候補)で、開幕戦の松山は、何と優勝候補の3番手に挙げられるという、ルーキーとしては破格の評価を受ける頼もしさです。

石川遼になお厳しい改革システム

一方、昨季(13年シーズン)米ツアーに本格参戦した石川は、開幕戦から3大会連続など計10大会で予選落ちし、思った成績を残せず、レギュラー・ツアーで最大の目標だった、今季のシード権獲得のための賞金ランク「125位以内」を逃し、下部ツアー(ウエブドットコムツアー)のファイナル・シリーズ4戦に“生き残り”を懸ける敗者復活戦を余儀なくされてしまいました。

その苦境を乗り越えて出場権を獲得したものの、依然、予断を許さない情勢にあります。なぜならば、下部ツアーの入れ替え戦を経てレギュラー・ツアーの出場権を得た選手は、その後も出場するための優先順位が定期的に見直され、その第1弾が6大会目の「OHLクラシック」(現地時間11月17日最終日=メキシコ)で行われるからです。

USPGAツアーが、不景気の中で生き残るための“活性化”を目的とした大幅な改革は、選手層の厚さゆえに日本では考えられないほどの厳しさを感じます。

石川にしても、崖っ淵に追い込まれて這い上がり、それでもまだ、定期的にその実力が試されるシステムに立ち向かう過酷な日々は、日本にいてはまず、考えられないことでしょう。

石川が脚光を浴び、後に続いた松山が今、立場を逆転させて脚光を浴びています。

が、それは“切磋琢磨”という意味で2人を刺激し合い、意識を高め、米国の舞台で活躍するための、いずれは悲願のメジャーを制覇するための、共闘を強めているとも感じられます。

1人より2人の方がいいに決まっています。ともに「開幕ダッシュ!」を口にする若い2人が今季、やることをしっかりと見守りたいと思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR