逆転の女王が仕掛ける賞金レース

さて・・・11月を迎えて国内プロゴルフ界は、いよいよ終盤戦に入り、賞金レースの行方が気に懸かるときとなりました。

特に女子ツアーは、前週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」(10月27日最終日=兵庫・マスターズGC)で優勝(今季3勝目)した横峯さくら(27=エプソン)が、首位を行く森田理香子(23=リコー)に肉薄、激しさを増してきました。

今週の「樋口久子・森永製菓ウイダー・レディース」(千葉・森永高滝CC)は11月1日、開幕しましたが、獲得賞金1億465万8571円でトップの森田を、同1億0086万6570円の約379万円差で急追する2位・横峯のマッチレースが、終盤戦の焦点となりそうです。

賞金女王争いと言えば、横峯が初めてその座を獲得したのが09年シーズンでした。このときの様子は、今でも記憶に残ります。

04年8月にプロテスト合格。ツアーに本格参戦した05年から4年間、賞金レースは常に4位以内という安定感を誇り、09年シーズンに悲願の賞金女王となったのですが、このとき、諸見里しのぶと最後の最後まで争い、最大差約4390万円を徐々に詰め、最終戦の「LPGA選手権リコーカップ」で大逆転優勝を飾り、賞金レースでも大逆転劇の栄冠は劇的、神懸かり的でもありました。

何ごとも、2度目の難しさ、というのがあります。プロボクシングの世界でも、世界挑戦での勝利より、初防衛戦での勝利のほうが、何倍も難しい、と言われます。それはやはり、戴冠直後から“狙われる”立場に変わってくるからで、だから、初防衛に成功して初めて、本当のチャンピオンとも言われます。

横峯も「あれ(最初のとき)はラッキーだった」としており今回、2度目が達成できれば“ホンモノ”と実感できるだろうだけに、今週を含めた残り5試合から目が離せなくなりました。

まあ、賞金女王(王も)は、ツアー界の“今年の顔”として胸を張れるものですが、私は今季の横峯を賞金以外に“今年の顔”にしてもいいのでは? と思っています。言うまでもなく、それは、92試合連続予選通過という、JLPGAツアー新記録達成に対してです。

今年5月の「サイバーエージェント・レディース」(5月5日最終日=千葉・鶴舞CC)で達成されましたが、これは“鉄人(女)”の称号を与えたいほどの快挙と言っていいでしょう。

JLPGAツアーの賞金女王は、不動裕理が00年から6年連続を達成して以降、日本人選手の複数回はありません。その意味でも、横峯の4年ぶり2度目の行方はどうなるのか、逆転の女王が仕掛ける賞金レースが注目されるところです。

連続予選通過記録を達成した安定感を、賞金レースにも持ち込んでほしいものです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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