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注目される2人の再起戦

海外プロボクシング界は、11月に2人のスーパースターの再起戦が行われ、その成り行きが注目されています。

1人は4階級制覇王者の“フィリピンの閃光”ノニト・ドネア(30=フィリピン)で11月9日(日本時間同10日)に米テキサス州コーバスクリスティでビック・ダルチニアン(オーストラリア)とフェザー級ノンタイトル戦を行います。

もう1人は6階級制覇王者の“パックマン”マニー・パッキャオ(34=フィリピン)で、こちらは11月23日(日本時間同24日)にマカオで元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(米国)と対戦します。

ともにフィリピンの世界のビッグネームが、そろって再起戦を行うのも、何か不思議な縁を感じさせますが、2人がここに至るまでのいきさつを、ちょっと振り返ってみましょう。

パッキャオの衝撃的な失神KO負けは、今なお、記憶に鮮烈です。

昨年12月8日(日本時間同9日)の出来事。因縁のファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)とMGMグランドホテル(米ネバダ州ラスベガス)のリングで激突したパッキャオは6回、勢いよく飛び込んだところに強烈な右カウンターを浴び、前のめりにバタン! と倒れるという、信じ難い敗北を喫しました。

この試合の前、パッキャオは6月9日(日本時間同10日)のティモシー・ブラッドリー(米国)戦=WBO世界ウエルター級タイトルマッチ=で不本意な負けを告げられます。

ともに決め手を欠いたものの、全体的にはパッキャオが優勢だった試合でしたが、ジャッジは2人が115-113でブラッドリーを支持(1人は115-113でパッキャオを支持)して1-2の小差で判定負けしてしまったのです。

次につながる内容となるか?

パッキャオにとっては、05年3月以来、約7年ぶりの黒星となり、リング上では、不可解な判定に苦笑いを浮かべるだけでしたが、それだけにマルケス戦は、必勝の気概があったことでしょう。

加えてマルケス戦は過去3戦、パッキャオの2勝1分ですが、いずれも微妙な勝負となっており、4戦目は完全決着が義務付けられていました。

が、6回に喫した衝撃的なKO負け。伏線は、3回に奪われたダウンの失点を取り戻すべく、4、5回を攻勢に出たことにありました。その勢いが裏目に出てマルケスの狙った一撃の餌食となってしまったのです。

さて・・・2連敗の後の再起戦です。パッキャオへの注目は、これまでの無敵だったパッキャオで見るべきか、それとも、全盛の峠を越した下り坂のパッキャオで見るべきか、それが分岐点となりそうです。

パッキャオ自身、もう一度、と次につなげるためにも、誰にも強さが分かる内容を見せつけたいことでしょう。

もう1人のドネアは、今年4月13日(日本時間同14日)に米ニューヨーク州で行われたギエルモ・リゴンドー(キューバ)戦=WBO&WBA世界スーパーバンタム級王座統一戦=で、0-3の判定で完敗してしまいました。

ドネアの敗戦は、プロデビュー2戦目の01年2月に喫した初黒星以来、実に12年ぶりとなり、再起戦にどう挑むのか注目されるところです。

ドネアと言えば昨年10月、WBC世界スーパーバンタム級名誉王者・西岡利晃(帝拳)と対戦=試合はドネアの9回KO勝ち=したことで知られていることと思います。

母国フィリピンでは、パッキャオ後継として期待を懸けられていただけにリゴンドー戦の敗北は、手痛い出来事となりました。

再起戦の相手ダルチニアンは、昨年4月に行われたWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)の初防衛戦で敗れています。

このダルチニアンをドネアがどう攻略するでしょうか。こちらもパッキャオ同様、内容が問われる大事な再起戦となりそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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