“怪物”が挑む3度目のマスターズ

凄いです! 朗報です! 早々と年内に決めてしまいましたね。

そうです。ルーキーイヤーの今季、国内男子プロゴルフ・ツアーの賞金王に輝いた松山英樹(21=東北福祉大4年)の来年の「マスターズ」(2014年4月10日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)出場権獲得です。

松山は、12月15日に発表された今年最終の世界ランキングを23位とし、同ランク50位以内に与えられるUSPGAツアーのメジャー第1戦「マスターズ」出場の資格を得たものです。

日本ツアーの賞金王は、招待条件の中の“特別招待枠”に該当しますが、堂々と世界ランキングの枠で出場を決めたことは、世界の名手たちの仲間入りをした証明でもあり、たいしたものです。

ちなみに同ランク83位となった石川遼は、マスターズの前週に発表される世界ランクで50位以内に入るか、米ツアーで優勝するか、の道を歩むことになります。今年、同様の条件でマスターズの出場権獲得を目指した石川は、試合では奮わなかったものの、思いもかけなかった特別招待枠での招待状が舞い込み、5年連続の出場を果たすことが出来ました。来年はどうでしょうか。

さて・・・松山とマスターズの“つながり”には、何か特別なものを感じます。

最初の出場が2011年でした。これは前年の10年10月、埼玉・川越市の霞ヶ関CCで開催された「アジア・アマチュア選手権」で優勝して出場権を獲得したものでした。

プロ転向・・・自力で勝ち取った出場権

この大会は、アジアでのゴルフ振興を目的として、アジア太平洋ゴルフ連盟とマスターズを開催するオーガスタ・ナショナルGC、全英オープンを主催するR&Aの共催により、09年から始まったものですが、当時、東北福祉大1年の松山が、こうした大会にタイミングよくぶつかり、日本人アマとしては、まさに遠い先にあったマスターズ出場を初めて果たすことができた、ということに対し、つながる糸を感じます。

そして、初陣となった11年のマスターズ、松山は通算1アンダーで27位に食い込み、日本人初のベスト・アマに輝き、マスターズ委員会の注目を集めました。

“つながり”は同年秋、さらに深まります。松山は、11年10月にシンガポールで開催された「アジア・アマチュア選手権」に優勝、2連覇を飾り、翌12年のマスターズ出場権を獲得します。

「連覇」などと簡単に言います(私の場合は“書きます”)が、これはまったく、簡単でない“偉業”と言っていいでしょう。(松山の2度目のマスターズは、最終日に失速、54位と不本意なものに終わりました)

さすがに12年の「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」(この年からタイトル名が変更されました)では、3連覇というわけにはいかず、優勝を14歳の天才中学生・関天朗(グァン・ティンラン=中国)に譲り、悔しい思いをしていますが、これを機に松山は、プロ転向に向けて気持ちを強くしていきます。

13年のマスターズ出場は逃したものの、14年の出場を確実にするには、プロとして好成績を残すことが近道ではないか、と考えたのでしょう。

今年4月2日に在学中の母校・東北福祉大でプロ転向を表明した松山は、海外の4つのメジャー競技を視野に入れ、マスターズだけでなく全部勝てるようなプロになりたい、と熱い抱負を語り、そのために世界のトッププロの条件でもある「世界ランク50位以内」に常にいることにこだわっていました。

ルーキーイヤーとなった今年の活躍は、周知のことですが、すでに始まっているUSPGAツアーの14年シーズンには、年明け早々、1月から復帰します。

2年目の本格スタートはここからでしょう。そして・・・2年ぶり3度目の出場となる世界最高峰のゴルフの祭典「マスターズ」の場で、来年の松山は、何かドでかいこことをやってくれそうな気配です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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