正念場となるマカオ決戦!

ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリスト・村田諒太(28=三迫)のプロ第3戦が、このほど決まり、正式発表されました。

それによると村田は、2月22日に中国・マカオで行われる、世界的プロモーターのボブ・アラム氏が主宰する「トップランク」社の興行に出撃します。

対戦相手は元ラテン・スーパーウエルター級王者で過去、WBO世界同級王座にチャレンジ(11回KO負け)した経験を持つベテラン選手のカルロス・ナシメント(41=ブラジル)が予定されています。

マカオのリングといえば、昨年11月24日に行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)の再起戦(○判定=ブランドン・リオス)が思い出されます。

今回も、IBF世界ライト級タイトルマッチをメーンとする興行で、放送も米国のケーブルテレビ局「HBO」や、中国国営放送「CCTV」などが携わることになっており、このビッグマッチにライトフライ級で北京&ロンドン両五輪連覇の鄒市明(ゾウ・シミン=中国)、ロンドン五輪ライトヘビー級覇者のイーゴリ・メホンツェフ(ロシア)が顔をそろえ、村田とともに「リング・オブ・ゴールド」と銘打たれた舞台で競演、アラム氏が目論(もくろ)むアジア戦略にひと役買うことになります。

昨年8月25日(東京・有明コロシアム)にプロデビューした村田は、その試合、東洋太平洋ミドル級王者の“危険な相手”柴田明雄(ワタナベ)に圧勝、2回TKO勝利で五輪王者の強さを見せつけました。

4カ月後の第2戦(東京・両国国技館)では、強打の持ち主でダウン経験がないタフなデーブ・ピーターソン(米国)に対し、強引に詰め寄る打撃戦を展開して最終8回にTKO勝ち。前回の早い勝負から一転、アマチュア時代には経験がない、未知の長丁場を経験しました。

村田のプロ第3戦は世界戦経験者

まあ、この試合、勝ったからいいものの、ピーターソンに対しては、打ち合うよりも、ジャブを軸に離れて戦うことを村田陣営は指示しており、その意味では“趣旨?”に沿わないものとなったようです。

とはいえ、この第3戦で見えたものは、きれいなスタイルでポイントを稼げさえすれば勝てるアマチュアのボクシングを早くも超えた、村田の、歴戦のプロ顔負けの“殴り合い”でした。

実際、この試合後、村田に対する評価は真っ二つに割れ、ジャブでうまく捌(さば)くボクシングを期待していた面々には、全然ダメじゃない! と言われ、意外(クレバーなイメージは誰もが感じます)な“肉食系”闘争心を見た面々は、スゲー! ムチャクチャだけど、もうプロ という驚きを口にしていました。

村田自身も、第1戦で柴田に見せた強烈な圧力を、この第2戦でも再現させ、見守る側に「ジャブよりプレッシャー優先」のイメージを与えていました。やはり、ミドル級という重いウエートの試合では、揉み合ったときの(体の)強さを武器の一つにしなければ、というファイター的な要素は欠かせない、と考えているのでしょう。

・・・そして今回、2月の第3戦-。村田の試合をサポートする帝拳プロモーション・浜田剛史代表(元世界王者)は、トップランク社がこの相手(ナシメント)をピックアップしたということは、村田の将来を今年に懸ける気持ちが見られます、としています。

村田の難しいマッチメークは、基本的にトップランク社が複数の選手をピックアップ、帝拳との話し合いで決められる形を取っているようです。最初のころ、トップランク社は当然ですが、無難な選手を挙げてきており、これでは・・・と、第1戦の柴田は、帝拳側が打診してまとめています。

それが第3戦を迎えて世界戦経験者を挙げてきたことは2014年、村田の“頂上への道”がいよいよ始まる! とも受け取れます。

そうした意味で村田の「2・22マカオ」は、吉と出るのか凶と出るのか、最大の注目を集める試合となりそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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