宮里藍の9年目が始まった!

藍ちゃん! 出番です。今年も頼みます!

米女子プロゴルフ界は、1月23日(現地時間)開幕の「ピュアシルク・バハマLPGAクラシック」(バハマ・パラダイス島=オーシャンクラブGC)で2014年シーズンの幕を開けます。

同大会に参加する日本人選手は、宮里藍(28=サントリー)、上原彩子(30=モスフードサービス)、野村敏京(21=フリー)の3人が予定されていますが、今季を占う初戦、06年から主戦場を米ツアーに移して9年目を迎える宮里は、どんなプレーを見せてくれるでしょうか。

昨13年シーズンの宮里には、何かと“不運”がつきまとっていた感じで気の毒でした。前年まで海外9勝をマーク。岡本綾子が保持する海外2桁勝利(18勝)まであと1勝に迫り、さらに樋口久子(現JLPGA相談役)以来(1977年全米女子プロ選手権優勝)となるメジャー制覇が期待されてスタートしましたが、結果は未勝利、09年から4年連続で挙げていた優勝を逃す不本意なシーズンとなってしまいました。

春先にタイでの試合を終えて空港に向かう際、高速道路で玉突きの交通事故に遭遇して首を痛めるアクシデントがあったり、夏場、体調不良に悩まされたり、とどめは11月の最終戦、不運続きを象徴するような胃痛のため最終日のスタート前に棄権したり、などがあり、納得しかねる、つらいシーズンだったと思います。

結局、13年シーズンの戦績は、出場20試合で3月の「RRドネリー・ファウンダーズ・カップ」での2位が最高。トップ10入りもわずか2試合だけ、と、常にトップでいたい、という宮里の真摯(しんし)な向上心に反するものとなってしまいました。

“期待の分散”で負担を軽くさせたい

が、しかし・・・です。振り返れば、米国に飛び出して、もう9年目です。

いろいろありました。2年目の07年半ばから始まった出口が見えない長期スランプ。トンネルを抜け出し、09年にやっとつかんだ初勝利。そして10年、開幕2連勝をマークして年間5勝を挙げる絶好調のシーズン・・・。

今年6月19日に29歳の誕生日を迎える“アラサー”の宮里に今季、私が期待するものは、開幕ダッシュで勢いに乗った「10年の再現!」です。

11年以降の宮里には、安定度においては右に出るものがないほどの円熟したゴルフが感じられます。が、逆に爆発度は影をひそめた感じです。

大スランプから得た教訓などが、そうした“悟り”のゴルフを生んでいるのでしょうが、それはそれで良しとしても、爆発しにくくなった要因が、もし“アラサー”にあるのだとしたら、今年はそれが出来る残り少ないチャンスでもあるように感じます。

それと・・・宮里の周辺を取り巻く環境にひと言、つけ加えたいと思います。つまり、宮里以後の人材不足です。

昨シーズン、米ツアーに挑む日本勢に、新たに上原彩子と有村智恵が加わり、藍&美香のW宮里、上田桃子と合わせて計5人となりました。だからといって、結果が急に出るわけではないにしても、期待が懸かるのはやはり、宮里藍一人に集中してしまいます。

私自身は、宮里美に期待しているのですが、初勝利の後、なかなか2勝目に届かないでいます。

別に大量参戦の韓国勢を例に持ち出す気はありませんが、期待の分散、つまり、藍ちゃんコケたら美香が出た! といったような好循環が日本勢にほしいものです。

区切りの10年目をすぐそこに控えた今季、宮里が何かをしてくれそうな予感も漂いますが、他の日本勢も、藍ちゃんに“追いつけ! 追い越せ!”の気概でいい流れをつくってもらいたいものですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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