「長州の侍」さんへの返信

「長州の侍」さんから熱血コメントを頂きました。ありがとうございます。

一つは「ゲーム精神あってこそ」に対して「今の日本、何かがおかしい」というテーマで、もう一つは「公衆マナーを考える」に対して「自転車の無法走行にひとこと」というテーマで、いずれも人が本来備えているべき常識の欠如、公共の場でのマナーの欠如に憤慨、その在り方を問う内容でした。

自転車の歩道通行に関して「長州の侍」さんは「5年前から、その場で停止させて注意をしてきたが、一人の活動ではしょせん、焼け石に水」と書いていました。自転車の無秩序は昨今、社会問題化するほどさまざまな論議を生んでいます。「長州の侍」さんの“辻説法”には頭が下がる思いですが、私自身も日ごろ、自転車をフル活用する側の一人でもあり、ちょっと考えてみたいと思います。

自転車(道路交通法による普通自転車)は「車両」でありながら、運転免許証を必要としないことなどから、乗り手の意識としては長い間「歩行者感覚」で来ていることと思います。つまり、人々が地域間を移動する便利な足であり、だから用事があればそのあたりに止めておく、原則的に車道通行であっても歩行者とともに歩道を通行して店の前に止める、それらの行為が通行の妨げにはならない、という認識がまだ、ノンビリしていた以前にはありました。

混雑が生む対立構図

駅近くに設置された駐輪場から自転車があふれ出し、歩道をふさぐほどの放置自転車が社会問題化する、などの近年の現象は、その地域に車も人も増え、ある意味、地域の活性化の象徴でもあるのですが、そうなると表面化する、人は自転車が邪魔、自転車は車が邪魔、また逆に車から見れば自転車が邪魔、自転車から見れば人が邪魔、の対立構図は、ますます深まるばかりとなります。

自転車による交通事故の多発を受けて道路交通法は、条件付き(道路標識で指定されていたり車道・交通の状態からやむを得ない場合)で自転車の歩道の通行を可能としましたが、現在のだいたい狭い日本の道路事情と交通量を考えれば、原則としてある自転車の車道通行の方がよっぽど危険性が高いと思えます。そこで歩道を通行する場合、自転車安全利用5則の3則にある「歩行者優先で車道寄りを徐行する」という秩序が守れるかどうか、というマナーの問題となってくるのです。

自転車に乗っている側からすれば、条件付きで歩道を通行するとき、この「歩行者優先」をどこまでの範囲とするか、という問題にぶつかります。もちろん混雑している場では、自転車を降りて引いて歩くことにやぶさかではありません。一方、例えばベルを鳴らして歩行者を排除してはいけない、とします。が、歩道いっぱい横に広がってダラダラと歩く、公衆マナーに欠けた歩行者も中にはいるわけで、こういう場合の警笛は、是なのか非なのかとなってくるでしょう。

私は前回の「公衆マナーを考える」の項で、マナーの部分にまで行政が乗り出して規制するのは疑問が残る、と書きましたが、この自転車問題にしても乗り手の無法が続くならいずれ、行政の規制が入ってくるでしょう。

しかし、考えなければならないことは、モグラ叩きのように出てきた頭をただ叩くのではなく、今の道路事情にあって、しっかりと歩道、自転車道、車道が確保できるかどうか、という根本的な問題の解決の方が大事なことと思います。そうした整備があってこそ、乗り手の秩序もしっかりと保たれるのではないでしょうか。


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自転車の歩道通行規制の件

自転車の歩道通行可の通行に関して一言、佐藤さんの解説の中で間違いが、ひとつあります。歩道を歩行者が、数人でふさいで通行していても歩道を通行する自転車は、一切歩行者に対して指摘することはできません。そもそも自転車が通行可の歩道を通行するときは、一人でも歩行者がいれば速やかに自転車を降りて歩行者がとうりりすぎるのを待つか、または歩行者の妨げにならないように自転車を押しながら歩行者の後をとぼとぼ歩くことしかできないのがいまの歩道通行規制です。車道の端を自転車が通行するのは危険と思うように、歩道を自転車が通行するのは歩行者にとっては大変危険な目にあわされている状態です。歩道における事故も今では一億円の賠償請求をされているのを自覚すべきだと思います。
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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