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3階級制覇への新たな流れ

プロボクシング界の3階級制覇といえば、日本人選手では初めて亀田興毅(亀田)が達成しています。

2010年12月、WBA世界バンタム級王座決定戦を制し、WBA世界ライトフライ級王座、WBC世界フライ級王座、に続く3階級制覇王者となったものです。

そして・・・その3階級制覇を狙う日本人選手がここへきて、活発な動きを見せてきました。保持するWBA世界ライトフライ級王座を返上して「次!」をアピールしたのが、そう、井岡一翔(24=井岡)です。

井岡の王座返上に関しては、WBAが公式サイトで2月28日付で発表した、と報じられており、その狙いはズバリ、フライ級への転向、WBC世界ミニマム級王座(WBA世界同級王座統一)、WBAライトフライ級王座、に続く3階級制覇であることは間違いないでしょう。

井岡は2013年の大みそか、強打のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)相手にWBA世界ライトフライ級王座のV3(3-0判定)に成功しました。

2013年から2014年へ-。願ってもない形で“希望の橋”を架けた井岡の周辺には、次に何をするのか、つまり、同級王座の防衛続行か、同級王座の他団体統一か、などの選択肢が複数ありましたが、やはり3階級制覇、さらに“それ以上”の野望が、胸中を大きく占めていたようです。

というのも、2013年9月、V2を達成した井岡は、スポニチ本紙に手記を寄稿、そこにこんな記述をしています。

〈(略)現役を長いスタンスで考えていません。30歳くらいまで・・・あと4~5年じゃないかな(略)〉

井岡&長谷川の果敢な選択肢

・・・としながら-。

〈夢は5階級制覇です。叔父さん(元世界2階級王者の井岡弘樹氏)が成し遂げられなかった3階級制覇を見据えながら、毎日の練習に取り組んできました。3階級いければ、5階級制覇には、あと2階級。いけるところまでいきたい(略)〉

井岡ジムの初代会長を務めた叔父の弘樹氏が、現役時代に達成できなかった3階級制覇は、いまや井岡家の“宿題”となっているかのようで、それをついに一翔が決断した、ということなのでしょう。

プロ7戦目で世界王座奪取の日本人最短記録を持つ井岡は、自ら「伝説のボクサーを目指したい」と言い、レジェンドを背負っていますが、次戦が予定される5月に何が起きるのか、その動向から目が離せなくなりました。

・・・そして、もうひとり、長谷川穂積(34=真正)のチャレンジを見逃すわけにはいきません。

元2階級制覇王者。WBC世界バンタム級王者時代は、10度の防衛を達成した名王者。この4月23日、大阪城ホールでIBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネス(27=スペイン)に挑戦、WBC世界バンタム級王座、同フェザー級王座に続き、進退を懸けて3階級制覇に挑みます。

長谷川は2011年4月、WBC世界フェザー級王座の初防衛戦でジョニー・ゴンザレス(メキシコ)に敗れて王座を明け渡し、以後、4試合を経てやっと、ここにたどり着きました。実に3年ぶりの世界戦-。

長谷川ほどの実績のある名王者でさえ、一度失った王座を奪回する機会は、そうそう簡単にはやって来ず、この世界、ひとつの敗戦が、その後の人生に大きく関わってくる厳しさをつくづく感じます。

長谷川にしてみれば、この試合、ボクサー人生の集大成のつもりで臨むことと思います。

長谷川から井岡へ-。朗報が続けば、日本プロボクシング界にまた、新たな流れが生まれます。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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