防災意識を高めることの大切さ

私は「江の島」に近い藤沢市(神奈川県)の片瀬地区に住んでいますが、3月18日朝、ポストに新聞を取りに行くと、藤沢市役所の防災管理室が作成した「ふじさわ防災ナビ~みんなの防災・オーダーメイドの災害対応編」という、全42ページの小冊子が配布されていました。

東日本大震災から3年を経た3月11日、私はひと仕事を終えた後、午後1時過ぎにウオーキングに出かけました。

海沿いの道をせっせと歩いている途中、午後2時46分に「黙祷」がアナウンスされ、周辺のざわめきが消えた1分間の静寂の中、私が頭の中に思い浮かべていたことは、この海辺に巨大津波が押し寄せたらひとたまりもないだろうなァ、ということ、そのとき人々は、私も、どこにどう避難するのだろうか、ということでした。

つまり・・・少なくとも私には、防災意識がまったく欠如している状態でした。

ということもあって、配布されたこの小冊子に興味深く目を通しました。

その中の防災マップによると、それはある程度、承知はしていることでしたが、私が住むエリアは、緑色と青色で容赦なく塗りつぶされています。緑色は洪水浸水想定区域、青色は津波浸水想定区域、です。

ちなみに洪水浸水想定区域は「大雨により増水し堤防の決壊などで水があふれ出た場合に浸水が想定される区域」であり、津波浸水想定区域は「東日本大震災を教訓に最大クラスの津波が発生した場合に浸水が想定される区域」とありました。

防災意識の向上として“いざ”というときのための非常持ち出し品の用意とか身の回りのチェックとか、最近は多くの人たちが備えを整えているようです。

「自分の命は自分で守る」原則

それはそれで大事なことですが、一方、この小冊子が「ステップ1」として最初に記している、地震発生! 揺れを感じたら何をすべきか、というテーマでは、当たり前のようですが、まず「自分の身の安全」を確保すること、としています。

つまり「自分の命は自分で守れ」ということです。

この原則は、3年を経た東日本大震災に関するテレビの特集番組の中でも多く取り上げられていたと思います。

地震があり、津波発生が告げられたら、余計なことを考えずにまず、高台に逃げること、自分の身の安全を図ること、を今後の教訓としながら、しかし、自然災害の悲惨なパニック状態の中でいかに「自分の命を自分で守る」ことが難しいことか、人を助けられず、自分だけが生きてしまっていいのか、という悔いを残す人もいたり、被災者の述懐には、他人が口を挟めない、厳しいものが感じられたものでした。

とはいえ、一般的にはやはり、心構えとして避難先、そこへの道順を熟知しておくことは欠かせないことでしょう。

この小冊子は、そのあたりもよく書き込まれていて、私が住む片瀬エリアには、学校を中心に6カ所の避難施設があり、3カ所の広域避難場所があることを教えてくれています。

ただ、広域避難場所には「江の島」も指定されており、島の中に逃げ込むのも、怖いことだ! という印象を持ちました。

小冊子を読み進めるうちに「これはよく出来ているなァ」と感心させられたのは、避難施設や広域避難場所、あるいは医療機関など、自らが書き込むスペースがあり、さらにマップにも、大事なところになると思われるところに印などをつけられるようになっており、他人の押しつけではない、自分用の災害対応、つまり「オーダーメイドの災害対応」ができるようになっていることです。

これも、災害時の基本的な命題である「自分の命は自分で守る」ことへの準備でしょう。

近い将来、また必ずやってくるだろう自然災害に備え、この小冊子は家のどこか、目立つところに吊るしておき、逃げ出すときにも持っていけるようにしておこうか、と真面目な気持ちになりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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