再び世界の頂点に!

国内プロボクシング界は、元WBA世界スーパーフライ級王者(現・同級2位)河野公平(33=ワタナベ)の世界再挑戦が近づきました。

3月26日に東京・後楽園ホールで行われる、WBA世界スーパーフライ級暫定王者(同級1位=元WBA世界フライ級王者)デンカオセーン・カオウィチット(37=タイ)とのWBA世界同級王座決定戦です。

河野は2012年12月、WBA世界スーパーフライ級王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)にチャレンジしてKO勝ち、念願の世界王座を奪取しましたが、翌2013年5月の初防衛戦は、暫定王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)とのWBA世界同級王座統一戦となり、小差の判定で惜しくも敗れています。

その悔しさをなかなか拭い去れない河野にチャンスがめぐってきたのは、それから1年後、2013年12月でした。

WBA世界スーパーフライ級王者のソリスが、IBF世界同級王者・亀田大毅(亀田)との両団体世界同級王座統一戦(12月3日=大阪ボディメーカーコロシアム)で例の、その後に物議をかもす減量失敗、王座剥奪となり、空位となった王座の新王者決定戦に河野が進出できたということでした。

さてさて・・・日本ではもはや、おなじみといった感じのデンカオセーンです。

元WBA世界フライ級王者・坂田健史(協栄=引退)との激闘、また亀田大毅戦で見せた老獪な試合運びなどは、記憶に残っています。ちなみに日本人選手との対戦は、過去5人と7戦して5勝1敗1分の“日本人キラー”です。

1976年8月23日生まれの37歳。この年齢のデンカオセーンが、いまだに世界の最前線に立ち、王座を目指していられるのは、もちろん、練習方法の工夫だとか日常の生活面の摂生だとか、表には出ないものがあると思います。

が、デンカオセーンについて思うことは、年齢に応じたボクシングこそが最大の武器、ということです。つまり、例えば坂田や亀田大のボクシングが“直球”勝負だったとしたら、それを見切った“変化球”勝負ができるということです。

それを意地悪く“老獪”とか“ダーティー”とかと見る場面も、多く出てくることと思います。が、それがデンカオセーンの“今の流儀”なのです。

迎え撃つ方は、何ともやりにくくて仕方のない相手となることでしょう。

しかし、河野の持ち味は「タフ・ボーイ」にニックネーム通り、手数で最後の最後まで粘る“エンドレス・ファイター”的な要素があります。

後半にスタミナ切れが予想されるデンカオセーンに対して、これは絶対的優位に立てる材料となることでしょう。

河野vsデンカオセーン戦は、今年初めて国内で行われる世界戦です、ボクシング・ファンにとっては、首を長くして待っていた「拳春到来!」となりますが、であれば、王座奪還に燃える河野、この機にむざむざ、負けるわけには行きません。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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