“怪物”か挑む3度目のマスターズ

ゴルフ・ファンにとってはまた、寝不足の日々が続く“熱い4日間”がやってきました。

USPGAツアーの今季メジャー第1戦となる“ゴルフの祭典”「マスターズ」(4月10日=日本時間同=開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)です。

今年は、大会前の公式練習日となった4月7日、悪天候のため午前10時に練習が中止された、と珍しい出来事が報じられるなど、天候同様、何やら風雲急を告げるものが感じられるのは、やはり、タイガー・ウッズ(米国)の欠場が及ぼしているのでしょうか。

タイガーは、このマスターズに照準を合わせて調整していましたが、違和感を覚えていた腰痛の手術(椎間板切除)を決意、手術は成功したものの、即復帰というわけにはいかず、欠場となりました。

タイガーの欠場は、1995年の初出場(当時アマチュア)以来、19年連続して出場。96年のプロ転向後、97年の初優勝を含む計4度の優勝を達成してきました。

4月10日付のスポニチ本紙に中嶋常幸プロが、オーガスタ発のコラム「密着オーガスタ」で“なるほどなァ”ということを記述してくれていました。

タイガーが腰の手術で欠場するということは、選手全員が頭の中では分かっているのだが・・・としながら、不在となって生じる違和感-。

タイガー不在が及ぼす影響は?

〈(略)今まではボードを見ながら、タイガーがどういうふうにプレーしていくのか、が一つのガイドラインになっていて、全体の選手に影響を与えていた。タイガーのスコアを中心に考えることができた。(略)その基準となるものがなくなってしまった。各自が自分なりのスコアを計算していく。自分なりの優勝スコアをつくっていく。そういうふうになるような気がするね〉

常に優勝候補の筆頭として、一つのラインを引いてくれていたタイガーの不在は、果たして混戦を生むのか、あるいは誰かが突っ走るのか、やはり今年のマスターズは、波乱含みのような気がします。

そして・・・それはまた、日本の松山英樹(22=LEXUS)にもチャンスはある、ということでしょう。

松山のマスターズ出場は、2013年以来、2年ぶり3度目となります。11年(27位=ローアマ)と12年(54位)の過去2回はアマチュアとして、今年はプロとして初の参戦となります。

プロとして臨む3度目のマスターズは、過去2度と違い、松山の目指すものを大きく変えているようです。4月8日に行われた公式記者会見の場で松山は、アマチュアならローアマを目指すが、プロであれば優勝を目指す、と力強く語ったそうです。

ひとつ気になることは、今回のマスターズ、日本人選手は松山一人だけ、ということでしょうか。

出場を目指して頑張っていた石川遼(22=CASIO)が、前週のUSPGAツアー「シェル・ヒューストン・オープン」(米テキサス州ハンブル)で31位に終わり、ラストチャンスを逃しました。

試合になればともに戦うライバルですが、やはり、マスターズのような大舞台にあって、戦いの場を離れたときの仲間の存在は大きいものです。プレッシャー面でも、1人で背負うのと、2人に分散されるのとでは、雲泥の差でしょう。

そのあたりのハンデを乗り越えて、タイガー不在のマスターズ、松山にもひとつ、優勝戦線の一角に名前を連ねてほしい! と思いますが・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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