憎っくき“空のギャング”どもめ!

〈鳶(とんび)に油揚げをさらわれる〉「当然、自分のものになると思っていたものを、思いがけず、横合いから奪われて呆然とするさま」(広辞苑)

「キャーッ!」

砂浜のあちこちから悲鳴が聞こえてきます。

私が住む藤沢市(神奈川県)の、江の島周辺の海岸は、この時期(・・・といっても一年中ですが)特に人出でにぎわう、快適な気候のこの季節、空中を舞う“空のギャング”どもに人がきりきり舞いさせられています。

そうです。初夏の気持ちのいい気候のもと、海を見ながら、さあ、お弁当! と包みを開いたとたん、いったい何か起きたのか! といった感じ、背後から音もなく急襲してきた鳶(トンビ、あるいはトビ)にせっかくの食べ物をさらわれてしまうのです。

経験された方々も多いことと思いますが、これはホント、凄いですね。以前のことですが、私は“お饅頭(まんじゅう)”を見事に持っていかれました。

海岸に向かう途中の和菓子屋さんで饅頭を買い、海に出て包みを開き、右手で口に持っていこうとした瞬間に“音なしの構え”で後ろからさらわれてしまいました。接近にはまったく、気づくことなしに・・・です。

【滑空中のトビは、主に上昇気流を利用して輪を描くように滑空し、尾羽で巧みに舵をとり、羽ばたくことは少ない。視力が非常に優れていると言われ、上空を飛翔しながら餌を探し、餌を見つけるとその場所に急降下して捕らえる】(ウィキペディア参照)

生活習慣病に気を付けろ!

鳶のこのすぐれた、ある意味、感動的ですらある“職人芸”には敬意を払いつつ? しかし、私はこの一件以後、湘南海岸でモノを食べるときは必ず、ブロック塀などの障害物を背にすることにしており、ザマーミロ! 鳶どもを悔しがらせています。

この湘南海岸や鎌倉方面の海岸には「鳶にご注意!」の看板が数多く、立てられています。ということは、それだけ被害が増えているということなのでしょうが、それにしても・・・鳶という鳥はもともと、それほどまでに“要注意”だったのでしょうか。

イメージとしては、何かの歌の文句にもあったように、夕焼けで染まった空をピーヒョロロと鳴きながら舞う、優雅さが先入観としてあるのですが・・・。

〈トビ(鳶=トンピ)〉「タカ目タカ科の鳥。市街地や海辺に多い。背面はいわゆる鳶色で翼の下面に白斑がある。主に死んだ小動物を食べる。“ぴいひょろろ”と鳴く」(広辞苑)

【トビは本来、警戒心が強いので、人間には近寄らないことが多い。しかし、人間に慣れた場合、隙を狙って人間が手に持っている食べ物まで飛びかかって奪うことがあり、最近このような事例が増えて問題となっている】(ウィキペディア参照)


なるほど。とすると、この海岸に鳶が多く舞い、上空を旋回しながら、隙あらば! と人間の食べ物を狙うなどの行為は、完全にヒトを舐(な)め切った行為であり、これら対して人間は、キャーッ! などと悲鳴を上げて驚いているだけではなく、怒らなければなりません。

鳶にこうした行為を今、許してしまっているのも、最初に餌付けをした人間がいたからこそ、なのでしょう。

鳶に限らず昨今、野生の猿や猪などの人里への進出、田畑を荒らす行為が問題化されています。自然環境の破壊もあって山から下りてくるのだとしても、それらに対しての節操のない餌付けなどは、この連中をのさばらせる原因となることは明白でしょう。

鳶などはもともと、カエルやヘビなどの死骸を食べていたのだそうですが、それがここへきて、人間が食べるハンバーガーやサンドイッチを強奪、そのおいしさに味をしめてしまっては“やめるわけにはいかネェ”とクセになってしまうことでしょう。

いずれ、この贅沢が当たり前となった空飛ぶギャングたちが、生活習慣病で墜落続出を期待しつつ・・・です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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