優勝戦線に殴り込むアマ勢

運営側の思惑が分からないでもありません。

が、大会初日の話題がすべて、この組に集中することは明らかで、他への影響への配慮には、万全を期すことが必要となりそうです。

国内女子プロゴルフ・ツアーの今季メジャー第1戦「ワールドレディース・サロンパスカップ」(5月8日開幕=茨城・茨城GC西C)の予選ラウンド組み合わせ(5月6日発表)です。

米国から帰国して参戦する宮里藍(28=サントリー)の組に、昨季の賞金女王・森田理香子(24=リコー)が入り、さらに話題のアマチュア・勝みなみ(15=鹿児島高1年)が加わることになりました。

勝は3週前のJLPGAツアー「KKT杯バンデリン・レディース」(4月20日最終日=熊本・熊本空港CC)で15歳293日での優勝を飾り、03年9月にアマチュア(当時)の宮里が「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に勝って樹立した18歳101日の国内女子ツアー史上最年少記録(当時)を大幅に塗り替えました。

宮里は03年秋にプロ転向を宣言。ツアーへの本格参戦となった翌04年に早くも、不動の強さでツアーを牽(けん)引していた不動裕理に競りかける活躍を演じていますが、その存在が大きな刺激剤となって若手の台頭を生み、ツアー界を盛り上げる原動力となっています。

“藍効果”で変わった意識改革

それから10年のときを経て、勝という逸材が出て来ました。ちなみに1998年(平10)7月生まれの勝は、宮里がアマチュアでプロ・ツアーを制した03年9月時、5歳で宮里にあこがれた世代でした。

そして・・・今度の勝の活躍はまた、10代アマ選手の台頭を生んでいます。

前週のJLPGAツアー「サイバーエージェント・レディース」(5月4日最終日=千葉・鶴舞CC)では、優勝には届かなかったものの、アマチュアの森田遥(17=高松中央高3年)が2位、堀琴音(18=兵庫県連盟)が4位、さらに永井花奈(16ほ日出高2年)が6位、とトップ10に3人の10代アマチュア選手が入りましたが、この現象についてJLPGAの小林浩美会長は、スポニチ本紙の取材に「宮里藍や石川遼の活躍により、自分もそうなりたい、とジュニアの意識が一変した」と答えています。

かつては、プロ・ツアーに出場するアマチュアは、予選を通過すれば上出来、とそれを目標にしていましたが、今は上位狙い、あわよくば優勝! と大きく意識が変わってきています。

となると勃発するのが、プロvsアマ、の対立構図でしょうか。前週の「サイバーエージェント・レディース」では、アマチュアの攻勢をプロのメンツにかけて一ノ瀬優希が阻止しました。

メジャー第1戦となる今大会には、勝や森田のほか、アマチュアの世界ランク1位選手・ミンジー・リー(オーストラリア)らが出場しますが、彼女たちは、並みいるプロ勢に“下剋上”を突きつけようという構えです。

豊富な話題は、大いに結構なことですが、一方、起こるだろうなァ、と予測できることは、注目度が集中する宮里の組やその前後の組への、進行の妨げになるような出来事・・・つまり、カメラのシャッター音や携帯電話の呼び出し音、あるいは、プレーが終わらないうちの歩行、などギャラリーのマナー違反です。

フィーバーに対する対応は、運営側に万全を期してもらいたいし、プロに対してもそうですが、特にアマチュアの勝に対しては、持てる力を十分に発揮できるような配慮、態勢づくりを願いたいものですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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