社会問題化する「歩きスマホ」に思うこと

先日、友人と雑談中に「スマホは今や手放せないね」という話になりました。

私自身は、このスマホ(スマートフォン=高機能携帯電話)に何度も手が出そうになりながら、その都度、携帯端末の(私の)主な使い方、を振り返って、いまだにこれで十分な“ガラケー”を愛用しています。

が、いまさら何を! と言われそうですが、外出先でのインターネット接続など手軽なモバイル機能、メールより手軽なLINE機能、さらに写真の色彩の美しさ・・・など、友人の得意げな解説により、これはハマるね、歩くパソコンとして欠かせないツールだね、ということになりました。

それはそれとして、だから「歩きスマホ」はOKだろ、は理由になりません。「歩きスマホ」を含む「ながら歩き」の危険性が、これほど社会問題化されながら、各所で警告が発せられながら、一向に減る傾向にないのはなぜなのだろう、と思ってしまいます。

今年3月のことでしたか、テレビのニュース番組でも紹介された「歩きスマホ」の危険性に対する実験動画は、興味深いものがありました。

NTTドコモが、JR渋谷駅前(東京・渋谷区)のスクランブル交差点を1500人の歩行者が全員「歩きスマホ」で渡ったときどうなるか、をCG(コンピューターグラフィック)で作成したものです。

画像は、歩行者が衝突しそうになると避け、避けたところに他の歩行者がぶつかるなど、バタバタと衝突、転倒、スマホ落下、などのスリリングな“一触即発”状態が繰り返され、結果としては、1500人中、横断歩道を渡り切ったのは、547人だけだった、となりました。

根底にある公衆マナーの欠如

「歩きスマホ」をする人は、その言い訳として「ぶつかる前に避けられるから」と言います。

が、本人が「避けた」と思っていることは、実は、ぶつかりそうになった相手が先によけているケースが多く、実際、実験では「歩きスマホ」の常習者が得意とする“寸前での回避”が次々に別の衝突を生んでおり、結局、当たり前のことですが、周囲への配慮、という公衆マナーの問題が「歩きスマホ」の人たちには「ゼロ!」ということが、別の角度からまた、見て取れました。

そうした中、普通では考えられない「ながら歩き」の事故は、駅のホームから線路への転落が昨今、かなり多くなっていることでしょうか。

昨年、JR四ツ谷駅(東京・新宿区)で小学生が転落した事故は、その危険性をクローズアップさせましたが、ちょっと情けないのでは? と思ってしまうのは、大人までが「ながら歩き」でホームから転落してしまっていることです。

私が住む街でも、だいたい30分ほどで3件くらいのペースで「ながら歩き」族にぶつかります。

彼・彼女たちは、自転車に乗りながらスマホを操作していたり、ヘッドホンで耳をふさぎながら、もあり、駅では例えば、電車が来てドアが開いても、スマホ操作が優先されているのか動かず、後続の乗車客の妨げとなっているような、とても信じ難い光景にも出会います。

スマホそのものは、きわめて便利なツールで常時、手元に置いておきたい心理は分かります。が、分からないのは、歩きながら、どうしてもしなくてはならない“火急の用事”が今、あるのかどうか、ということです。

どうしてもあるのなら、人の流れを避けて止まって操作すればいいことでしょう。「ながら歩き」はやはり、マナーの欠如の問題、と言わざるを得ません。

こうした状況を受けて、NTTドコモがついに「歩きスマホ」防止機能を標準で装備する、という新聞報道もありました。

ホント、こういうことは馬鹿げたことです。機械の指示がなければ、自分自身を律することが出来ないのか! ということです。情けない!

スマホの利用は、例えば子供の中学進学を機に親がプレゼントするケースなど低年齢化する傾向にありますが、やはり、この時点で利用のマナーを徹底化する必要はあると思います。

もちろん、彼・彼女たちの見本となるべく、大人たちがマナーを順守することは、当たり前のことですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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