そろそろ・・・9年目の期待!

女子ゴルフ界“夏の陣”は目下、USLPGAツアーの今季メジャー第3戦「全英リコー女子オープン」(英国サウスポート=ロイヤルバークデールGC)の熱戦を展開中です。

第2日(7月11日)を終えて、モ・マーティン(米国)が通算6アンダーでトップに立ち、日本勢では宮里藍(29=サントリー)が通算1オーバーで首位に7打差の16位タイ(日本勢の最上位)で決勝ラウンドを迎えることになりました。

宮里は第1日、2バーディー、2ボギーの72で10位スタート。第2日は1ボギー(バーディーなし)の73と、派手さも大きな起伏もない、まったく“我慢一筋”のゴルフです。

試合を中継するゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」で解説を務める岡本綾子プロが「ウ~ン、ボギー1つのゴルフですか。これも(この粘りも、と受け止めました)凄いですねェ」と評したように、メジャーのセッティングの中、これだけ地道に大崩れせず、粘れるようになったことは、それはそれで復調といっていいのかもしれません。

米ツアーを主戦場にして9年目となる今季、私の周辺にいるゴルフ好きの面々からは「オイオイ、今年の藍ちゃん、ダメになっちゃったんじゃないの?」という声が多く聞かれています。

春先のメジャー第1戦「クラフト・ナビスコ選手権」(4月6日最終日、米カリフォルニア州=ミッションヒルズCC)で通算12オーバーの67位タイと下位に低迷。ここに至るまでもパッとしない成績が続いており、オイオイ、大丈夫かねェ、という危惧につながっていました。

パットの不振が悪循環に・・・

危惧する声は、昨年2013年シーズンの未勝利が背景にあります。その年、2月にタイの試合を終えて次の試合地、シンガポールに移動する際、交通事故に巻き込まれ、頸椎(けいつい)捻挫で首の痛みが尾を引くなどの不運があったこともあり、08年以来、5年ぶりに優勝なしのシーズンとなってしまいました。

そうしたこともあり、今年2014年シーズンは、前年まで8年間タッグを組んだ英国人キャディーのミック・シーボーンさんに別れを告げ、新たに米国人キャディーのケビン・フルウェリンさんとのコンビで心機一転を図ることになりました。

心機一転! は、言うまでもなく「メジャー制覇」を視野に入れてのものですが、その気持ちと現実に大きな開きを生んでしまっている原因は、パットの不振、です。

宮里と言えば、グリーン周りの名手です。アプローチの精度とパットの上手さが、米ツアーでの地位を得ていますが、そのパットに迷いが出ては、なかなか上位には食い込めません。

今大会前の3大会「マニュライフ・フィナンシャル・クラシック」(カナダ)「全米女子オープン」(米ノースカロライナ州)「ウォルマート・アーカンソー選手権」(米アーカンソー州)で宮里は、3戦連続予選落ちしています。

不振の中で迎えるメジャー第3戦は、暗中模索状態だったことでしょうが、大会を取材しているスポニチ本紙の担当記者は、全米女子オープンで予選落ちした後、父親の優さんと取り組んだパットの修正点が実ったもの、と、それを初日の粘りの原動力として挙げていました。

宮里“らしさ”が復活すれば、決勝ラウンドの2日間、V圏突入はまだまだ、可能性があります。

もともと「全英・・・」は過去、好成績を残すなど、相性のいい大会です。乗って来れば・・・の期待。そろそろ、このあたりで“藍の週”に、となってほしいものですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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