再浮上した「KOダイナマイト」との統一戦

勝利に向けて願ってもない目標が出来たようです。

プロボクシングWBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(30=帝拳)です。

三浦は11月22日(神奈川・横浜国際プール)、同級1位の指名挑戦者エドガル・プエルタ(32=メキシコ)を迎えてV3戦に臨みますが、その先にWBA世界同級王者・内山高志(35=ワタナベ)との団体統一戦が再浮上してきました。

もちろん、三浦がV3戦に勝ち、大みそかにV9戦を行う内山(挑戦者はイスラエル・ペレス=アルゼンチン)も勝つ、ことが最低条件となりますが、一度浮上して流れた、このビッグマッチは、ファン垂涎(すいぜん)のカードでもあり、ぜひとも実現させたいものです。

三浦にとっての内山といえば、何とかもう一度、戦いたい相手でしょう。

初対決は11年1月31日に開催された内山のV3戦でした。

この内山のV3戦は当初、同年1月10日にWBA世界スーパーフェザー級暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)との王座統一戦を行う予定でしたが、ソリスが急病のため延期され、急きょ、三浦(当時・横浜光)が代役に起用されて1月31日に行われました。

内山へのリベンジを視野に入れ!

三浦にとっては世界初挑戦となったこの試合、3回に代役の意地が爆発します。バッティングで右目上をカットして血を流す内山の鼻面に必殺の“ボンバーレフト”左ストレートを見舞いダウンを奪う健闘を演じました。

結果は、ダウンを喫しても慌てず、騒がす、冷静を保つ内山にじわりじわりと攻め込まれ、最後は右目の視界をふさがれて8回終了、試合を断念せざるを得ず棄権、TKO負けとなりました。

が、三浦の本当のボクシング人生は、このときの悔しさから始まったのかもしれません。

環境を変えて心機一転、帝拳に移籍。再スタートとなった11年10月の再起戦に勝ち、13年4月8日に行われたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチで王者のガマリエル・ディアス(メキシコ)を9回TKOに下し、内山戦で届かなかった世界王座獲得を果たしています。

このディアスを含め、V1戦(13年8月=セルヒオ・トンプソン)、V2戦(13年12月=ダンテ・ハルドン)と、三浦はことごとく、メキシコ勢を退けています。

そして今回のV3戦の相手、プエルタもまたメキシコ勢。振り返ってみれば、V1戦は敵地メキシコに乗り込んでのものでしたし、メキシカン・キラーとして三浦の名は、メキシコ勢に“天敵”視されていることは間違いないでしょう。

23勝(4敗1分)中、19KOの戦績を持つプエルタは、強打を武器とする好戦的な右ファイターです。左ファイターの三浦とは、派手な打ち合いが予想されますが、そんなスリリングな展開の中、やはり、勝負を分けるのは「三浦の左」になるのでは? というのが、大方の見方です。

こうした“決め手”を持っているボクサーというのは強いですね。

昨年12月31日のV2戦から約11カ月ぶりと、試合から遠ざかっている三浦ですが、そのあたりが懸念されるとしても、内山戦の実現に向けて、ここで敗れるわけにはいきません。

“ボンバーレフト”のサク裂! に期待です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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