終わってみれば・・・やっぱり

早いものです。

国内プロゴルフ界は、女子が11月30日最終日のJLPGAツアー「LPGAツアー選手権リコー杯」(宮崎県宮崎市=宮崎CC)で2014年シーズンの全日程を終了しました。

雨に見舞われた最終日の戦況は、テレサ・ルー(27=台湾)と穴井詩(27=GOLF5)のプレーオフ決着となり、今季の外国人勢の優勢を象徴するようにテレサ・ルーが制し、10月の日本女子オープンに続き、年間メジャー2勝を挙げました。

賞金女王の座は、5勝を挙げたアン・ソンジュ(韓国)が、獲得賞金1億5307万5741円で射止め、11年以来3年ぶり3度目の戴冠。以下、2位=テレサ・ルー(3勝=1億2317万2186円)、3位=イ・ボミ(3勝=1億1978万3686円)、4位=申智愛(4勝=1億0414万8525円)と1億円突破の上位4位までを韓国・台湾の外国人勢が独占。日本人勢のトップは、5位の成田美寿々で、3勝を挙げたものの獲得賞金は1億円に届かずの9894万6893円にとどまりました。

昨シーズンの賞金女王は、森田理香子でした。その森田は今季、3月の「Tポイント・レディース」で早々と1勝を挙げ、連覇に向けて期待されましたが、終わってみれば、この1勝だけで賞金ランク16位に沈み、昨年アピールした「強い森田」のイメージに残念ながら「?」がついてしまいました。

安定性を欠く日本人勢

歴代の賞金女王を振り返るとき、00年から始まった6年連続(05年まで)の不動裕理の〈絶対女王〉の時代が終わると、その後の日本人選手は、06年大山志保、07年上田桃子、08年古閑美保、09年横峯さくら(10年&11年アン・ソンジュ、12年全美貞)と年々、入れ替わり、不動が見せていた揺るぎのない安定感が伝わってきません。

それは今季、最終戦を待たずにアン・ソンジュが賞金女王を決めてしまったことにも表れているでしょう。

国内女子プロゴルフ・ツアー界は、有望な若手の台頭もあり、ますます繁栄の傾向にありますが、やはり“核”は、外国人勢に対抗すべく、強い日本人実力者の存在であり、そこに若手が下剋上的にからんでくる“三つ巴”の対立構図が構築されることが理想ではないかと思います。

今季の結果に対して日本人選手は、大いに悔しがらなければダメですね。

一方、12月4日開幕の「日本シリーズJTカップ」(東京=東京よみうりCC)を残すのみとなった国内男子プロゴルフ界は、45歳の“中年の星”藤田寛之(葛城GC)の踏ん張りで賞金王争いが最終戦にまで持ち越される熱さとなりました。

前週の「カシオ・ワールドオープン」(11月30日最終日、高知県安芸郡=Kochi黒潮CC)終了時点で賞金王レースは、獲得賞金1億3080万9998円で小田孔明(フリー)がトップ。これを1552万460円差で2位の藤田(獲得賞金1億1528万9538円)が猛追しています。

藤田の逆転賞金王は、最終戦で優勝することが条件となりますが、藤田は12年シーズンに賞金王に輝きながら、昨シーズンは故障に苦しみ、未勝利に終わる悔しさを残しているだけに内心、期するものがあるのではないかと思います。

3位につけている近藤共弘、4位につけている岩田寛も優勝を条件に逆転のチャンスを残しており、観(み)る側にしてみれば、手に汗握る4日間が展開されそうです。

人気面で女子に後れを取る男子ですが、迫力ある内容で最終戦を盛り上げてほしいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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