熱いぞ! 年末のボクシング興行

師走に入って、ボクシング・ファンの話題は、早くも年末の興行に集まっています。

WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(34=ワタナベ)=V9戦=、元世界2階級制覇の井岡一翔(25=井岡)=ノンタイトル戦=たちの“大みそか出陣”は、もはや恒例化していますが、今年は12月30日にWBC世界ライトフライ級王座を返上した井上尚弥(21=大橋)の2階級制覇への挑戦などが加わって「2夜連続」の豪華版となりました。

そして・・・です。

エッ! ホント? とビックリさせられたのは、何とWBA・WBO世界スーパーバンタム級統一王者ギジェルモ・リゴンドー(34=キューバ)の、ちょっと信じ難い初来日が決定したことでした。

リゴンドーは、井岡らが試合を行う12月31日の大阪・ホディメーカー・コロシアムに登場、東洋太平洋フェザー級王者・天竺尚(29=山上)の挑戦を受けることになりました。

タイトルは、リゴンドーが保持する2団体王座のうち、現段階ではWBO王座がかけられることになっている、とのことでした。

1980年9月30日生まれ、キューバ出身の34歳。アマ時代は、00年シドニー、04年アテネ両五輪のボクシング男子バンタム級で金メダルを獲得しています。

09年に米国に亡命し、同年5月のプロデビュー後は、現在まで14戦全勝(9KO)の快進撃を続けており、技術の巧さにかけては抜群の軽量級世界最強! と評されています。

軽量級世界最強戦士の初上陸

リゴンドーの名が、にわかに身近なところでクローズアップされてきたのは、11年ころからだったでしょうか。

日本の西岡利晃(帝拳=引退)が08年9月にWBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得(その後、正規王者に昇格しました)し、無敵の強さで防衛を重ね、7度目の防衛を成功させたのが11年10月のことでした。

このV7戦は、挑戦者に元2階級制覇達成のラファエル・マルケス(メキシコ)を迎え、米ネバダ州ラスベガスの「MGMグランド・ホテル&カジノ」で行われ、西岡が判定勝ち、日本人選手として初の“聖地”ラスベガスでの防衛に成功し、世界にその名を響かせた試合となりました。

その1年前、10年11月にプロ7戦目でWBA世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得、初戴冠したリゴンドーは、順調な防衛を重ね、西岡とは、両団体の統一戦、という形で、交わりようがなかった「点」と「点」に「線」が引かれる可能性も浮上してきていました。

が、その実現より先に西岡には12年10月、4階級制覇王者の“パッキャオ2世”ノニト・ドネア(フィリピン)との試合が米カリフォルニア州カーソンで行われることが決まり、西岡はこのビッグマッチに敗れます。

リゴンドーという「点」が、ターゲットをドネアという「点」に変え、2人が「線」で結ばれたのが13年4月のWBA・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦でした。

リゴンドーは、この試合に判定勝ち、両団体の統一王者として今(防衛=WBA7、WBO2)に至っています。

リゴンドーの、まさかの来日が発表されて以降、その背景が、さまざまな形でウワサされています。

12月30日、31日の2日間にわたるボクシング・イベントで火花を散らし合うのは、やはり、NHKの大みそか番組「紅白・・・」をにらんだ民放テレビ3局の視聴率戦争でしょうか。

今回、井上ら大橋ジムの興行をフジテレビが、井岡ら井岡ジムの興行をTBSが、そして内山らワタナベジムの興行をテレビ東京が、それぞれ中継しますが、大みそかを担当するTBSが、超目玉として、このリゴンドーに着目した、と考えるのは妥当なところです。

まあ、何はともあれ、日本のリングでリゴンドーが戦う姿が観られることなど、そうそうあるはずもなく、寒波を吹き飛ばす、熱波の襲来! となりそうな予感です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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