FC2ブログ

健在ソフィアに乾杯!

今日は私の守備範囲外ではありますが、秋分の日ということもあり(まったく関係ありませんか)文化・芸能関係の話題に触れてみたいと思います。

というのもイタリアの女優ソフィア・ローレンさんがここにきて、にわかにクローズアップされているからです。1934年9月20日生まれですから、もう76歳になるのですねェ。彼女はこのほど、世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催=日本美術協会)の第22回受賞者(演劇映像部門)に選ばれ、10月に日本で行われる授賞式に臨むことになりました。

(ソフィア姐さんのかつての艶姿=映画関係各誌から)
ソフィア・ローレン

彼女にはもう“さん”とか“氏”の敬称をつけて語らなければいけないのかもしれません。が、私たちがかつて銀幕で出会った彼女のあのイメージに、とても敬称などは似合いません。ソフィア・ローレンといえば、いかにもイタリア女らしくグラマー、デカくておっかネー感じのお姐~さん、役柄では、あの「昨日・今日・明日」(1963年)のように、庶民の生活に疲れた顔でがなり立てている喜怒哀楽の激しい、前掛け姿のおばちゃん、が、私たちの胸の中には永遠なのであります。

私は“映画好き”でした。「でした」と過去形なのは文字通り、過去のことであるからです。なぜなら「風とともに去りぬ(Gone with the wind)」のヴィヴィアン・リーより「哀愁(Waterloo bridge)」のときの彼女の方がよかったねェ、とか「カサブランカ」のハンフリー・ボガードやイングリッド・バーグマンに思いを寄せたり、あるいはイタリア文化人の退廃をスキャンダラスに描いた「甘い生活」の中でB110を誇ったアニタ・エクバーグの勇姿? がいまだに頭に浮かんできてしまう、古い映画ファンは昨今、なぜか今の映画に足を運ぶ気力が沸いてこないのです。

私の“映画好き”は、振り返ってみるとどうやら母親の影響があったのかもしれません。母親はすでに02年、91歳で他界していますが、思い出すと彼女は若いころ(もちろん結婚後のことですが)、小学校低学年の私の手を引いて結構、映画館通いをしていたようなのです。記憶が明確でないのは当時、映画館は常に混んでいて立ち見は当たり前、子供の私など大人たちの足の間から見ていて大抵、最後には床の上に寝てしまっていたからだと思われます。

衝撃的だった「島の女」の濡れた姿

そんな幼年時から成長するにつれ、次第に親の目を盗んで一人で映画館に行くようになり、あのころの青春期に邦画であれば「キューポラのある町」(1962年)に出会います。1945年生まれの吉永小百合はそのとき17歳。スクリーンの中では、埼玉県川口市の鋳物工場の町でけなげに明るく働き、沈む夕日を見ながら「一生懸命、明日も生きようね」と笑顔を見せています。私は別に“サユリスト”でも何でもありませんが、同年代をともに過ごしてきたんだなぁ、というものはあり、共感は覚えます。

そんなことより、衝撃はそれ以前のこと。「島の女(Boy on a Dolphin」(1957年)ではなかったか、と思います。私自身は中学生のころで、エーゲ海に浮かぶ島を仕事場とする海女役のソフィアが、濡れて陸に上がってきた姿を大写しにしたポスターだったか、を見て、めまいがした覚えがあるのです。

布がピッタリと体に張り付き、野生的で肉感的なボディー、はじけそうな体のラインを浮き彫りにしたソフィアは、まあ、なんと言いましょうか、見ているだけでこちらは、ぶっ倒れそうでした。

長年、映画界で活躍し貢献してきたこれだけの人が、今なお現役で健在ということはすごいことです。受賞に関してはアカデミー賞の主演女優賞を初め、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など数多いところですが、今回の世界文化賞は、ソフィアがこれまでしてきたこと、そして「女優人生はこれからも続く」と今なお、していることの集大成の感じがします。

グラマーな体を誇示して若者を圧倒した若き日のソフィア姐さん、庶民の生活の喜怒哀楽を大声で泣き笑い、こちらも泣かせてくれたソフィアおばさん、そして70歳の半ばを迎えても・・・まだまだ輝きを失わない「太陽」のようです。

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR