日本人選手に必要なものは?

さあ“球春”到来! です。

・・・といっても3月に入り、プロ野球は既にオープン戦真っ盛り、遅ればせながらの“球春”到来は、男子(4月16日開幕)に先駆けて3月6日に開幕する「ダイキン・オーキッド・レディース」(沖縄・南城市=琉球GC)で2015年シーズンの幕を開ける国内女子プロゴルフ・ツアーです。

国内女子プロゴルフ界は今、本当に隆盛を極めているなァ、とつくづく思います。

今季の試合数は全37試合。賞金総額は計33億3300万円。この金額は、史上最高額だった昨年の32億5000万円を更新する史上最高額となり、ツアー・プロたちにとっては、文句のつけようのない舞台です。

先の役員改選で3選が承認されたJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)小林浩美会長は「多くのオファーがあってうれしい限りです。選手たちもモチベーションを高く持っていけるでしょう」と話していました。

・・・が、一方、小林会長の「これだけの環境を持っているのだから、日本人選手にはもっと頑張ってもらいたい」というのは本音でしょう。

昨季の結果は、賞金ランキングで①アン・ソンジュ(韓国)②テレサ・ルー(台湾)③イ・ボミ(韓国)④申ジエ(韓国)-と外国人勢が上位を独占。日本人選手はようやく、成田美寿々が⑤に出てくるといった状況となりました。

好環境を“当たり前”と思わない心

成田は、5月の「ワールド・レディース・サロンパス杯」のメジャーを含む3勝を挙げて、日本人最上位となったのだから、などと納得していてはいけません。

アン・ソンジュは5勝。テレサ・ルーは「日本女子オープン」のビッグタイトルなどメジャー2勝を含む3勝を挙げているのですから、昨季の日本勢は“してやられた!”の敗北感を持って悔しがらなければ、前に進まないでしょう。

ちなみに平均ストローク部門でも①アン・ソンジュ②イ・ボミ③テレサ・ルー④申ジエ-と外国人勢が上位を独占(日本人選手は横峯さくらの⑤が最上位)しているのですから・・・。

年間を通した長丁場のツアー界は、ちょっとプロレス的な見方ですが、いってみれば「対立の構図」のようなものがあって、各選手がそれぞれ“打倒”を目指して戦っていると盛り上がるものです。

つまり、今季に当てはめてみると-。

抗争の中心に〈韓国勢など外国人勢〉がいます。それに競りかけるのがまず、大山志保、上田桃子、森田理香子ら、その座を韓国勢に追われた〈旧賞金女王〉の面々です。

さらに成田美寿々、日本女子プロゴルフ選手権を制した鈴木愛、2勝を挙げた一ノ瀬優希ら〈実力派の若手〉たちが“待った”をかけて割り込みます。

もう一つが、昨今のスポーツ各界で見られる〈下剋上〉を旗印とするグループ。新人たちの遠慮のない戦いに注目です。

こうした4グループの戦いが、熾(し)烈であればあるほど、ツアー界は活況を呈し、賞金レースも混沌とします。

そして・・・もっとも大事なことは、日本人ツアー・プロたちがそれぞれ、日本のこの恵まれた環境を“当たり前”と思わず、感謝の気持ちを込めて、またハングリーに、真剣勝負の場とすることでしょう。

その気持ちが持てたとき、ハングリーに乗り込んできた韓国勢ら外国人勢たちと対等の勝負が出来ようというものです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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