今年末の栄光に向けた第一歩!

いよいよ“世界獲り”を視野に入れた本格ロードがスタートします。

ロンドン五輪男子ボクシング(ミドル級)金メダリストでWBC世界ミドル級8位の村田諒太(29=帝拳)です。

帝拳ジム(本田明彦会長=東京・新宿区神楽坂)はこのほど、村田の2015年初戦(プロ7戦目)を発表しました。相手はWBO世界ミドル級14位のドウグラス・ダミアオ・アタイジ(24=ブラジル)で試合は5月1日、東京・大田区総合体育館で行われます。

村田の試合は、昨年12月30日(東京体育館)のジェシー・ニックロウ(米国)戦=判定勝ち=以来、約5カ月ぶりとなります。このニックロウ戦後、村田陣営は、注目の世界挑戦を「来年(2015年)の終わりごろ」(本田会長)と話しており、アマで世界の頂点を極めた村田の、今度はプロでの世界獲りが、このアタイジ戦から本格的に始まる、といっていいでしょう。

それを裏付けてアタイジ戦は、村田にとって初めての世界ランカーとの対戦となり、村田もいつもとは違う抱負を口にしています。

〈キャリアを積むことを目的とした試合は終わったと認識しています。だからジャブをついて逃げるわけにはいかない。根性が試される試合だと思っています〉

と-。

プロ第5戦、第6戦の前2試合、村田はフルラウンド(10回)を戦った末にKO決着を逃して判定勝利となりました。ジムの先輩であり、元世界王者の浜田剛史氏(帝拳プロモーション代表)は「難しい相手をぶつけているのだから簡単にはいきませんよ。むしろ、そうした相手への対応力はどうだったか、を見れば、慌てずに落ち着いて対処しており、いい経験になっていると思いますね」と話していました。

原点回帰の殴り合いを決意!

が、会場のファンは、そうはいきません。ニックロウ戦では「お前は倒して勝たなければダメなんだよ!」と激しいヤジが飛び、このあたりが村田にとってはやりにくいところでしょう。

つまり、五輪金メダリストは、プロ転向後の毎試合、負けることも許されず、勝つにしても勝ち方はどうだったか、倒したか、とその内容が厳しく求められてしまいます。

プロ転向初戦の相手が、現役の東洋太平洋王者で、積極攻勢の村田が、一方的に2回TKO勝ちしてしまったりするから、ファンの期待は次から次へ、どんどんふくらんでしまいます。

そうした中で村田は、周囲の声に惑わされず、自分を見失わず、自分を試し、ここまで無敗でやってきています。

そして・・・今回のアタイジ戦が決まり、一つの結論に達したようです。

つまり-。

〈プロに入って“負けられないスタイル”にこだわり過ぎていた〉

言い換えれば、テクニックに走り過ぎていた、という反省でしょうか。

スポニチ本紙の担当記者は、村田が語った“原点回帰”への熱い思いをこう報じています。

〈本来持っているスタイル-自分は前に出て勝ってきた。本能のままにやって勝てたら納得する。殴り合って何としても勝つ、という強い気持ちで練習も試合もできたらいい。自分はもともとおとなしいほうではないのだ〉

面白くなりましたね。

初の世界ランカーとの試合は、村田が世界戦線のどのあたりに位置するかを判断する“線引き”の試合となりますが、その大事な試合に村田は、守らずに攻め、果敢な殴り合いを宣言しました。

それでこそ、ミドル級という世界の激戦区の頂点を目指す戦士の心意気というものでしょう。

そういえば直後の5月2日(日本時間同3日)に米国ではフロイド・メイウェザー(米国)vsマニー・パッキャオ(フィリピン)
の歴史的な大一番が行われます。

村田には、それに負けない試合を期待したいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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