GWを締めくくる男は?

このファイターは、何かと“締めくくり”の登場が似合うようです。

恒例化している一年締めくくりの大みそかの出撃もそうですし、今回のGW期間中の世界戦ラッシュでも、締めくくりに出てきました。

5月6日、東京・大田区総合体育館で10度目の防衛戦に臨む、プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(35=ワタナベ)です。

この試合、内山は東洋太平洋スーパーフェザー級王者(返上=WBA世界同級7位)ジョムトーン・チューワッタナ(25=タイ)の挑戦を受けます。

今世紀最大の決戦! と銘打たれたフロイド・メイウェザー(米国)vsマニー・パッキャオ(フィリピン)戦の余韻がまだ残る中、ボクシングへの注目度が高まっているのか、私の周辺でもさっそく、ボクシング好きの友人が話題を振ってきました。

彼との電話でのやりとりをちょっと記述してみます。

友人「内山の相手、どうなの?」

私「今年1月に金子とやっているんだけどね。一蹴したよ」

友人「ン? 金子大樹? 内山からダウンを奪った選手じゃない」

私「そうなんだよ。金子との試合をもとにして、内山が苦戦、ジョムトーンが完勝、となると、内山も楽じゃないよね」

・・・ということなんですね。

金子を一蹴したジョムトーン

内山は、2013年の大みそか、金子大樹(横浜光)相手に8度目の防衛戦を行いました。試合後に「8度の防衛戦の中で1、2番のピンチの試合だった」と振り返ったように10回、左ストレートで追い込まれ、右ストレートをあごに受けてダウンを喫しました。

激しい打ち合いの中、結果は内山の判定勝ちで王者の面目を保ちましたが、金子のファイティング・スピリットに苦戦を強いられたことは確かでした。

一方、ジョムトーンは今年1月17日、保持する東洋太平洋スーパーフェザー級王座を懸けて4度目の防衛戦を金子と戦いました。

試合内容は、金子の強打を封じ、判定ながら完勝しています。

内山の10度目の防衛戦はどうだろう? ということになると、どうしてもこの金子戦を基準に考えてしまい、ジョムトーン強し、内山ピンチも、のトーンとなってしまいます。

実際ジョムトーン自身も、そのあたりを念頭に置き、内山恐るに足らず! の気概があるようです。

こうしたやっかいな相手に対し、試合前日5月5日付のスポニチ本紙は、内山の胸中をこう報じていました。メイウェザーvsパッキャオ戦をテレビ観戦した内山の感想です。

〈守備のほうに目が行く。メイウェザーの集中力は凄い。あれだけパンチを打たれても、クリーンヒットをもらっていない〉

ムエタイで300戦以上! のキャリアの持ち主と言われ、乱打戦も辞さずの攻撃的なジョムトーンに対し、こちらもKOダイナマイトの異名を持つ攻撃的な男は、しかし、あるいは守備重視の“メイウェザー流”で戦うかもしれないのです。

何やら風雲急を告げそうな内山の10度目の防衛戦となってきました。

世間が浮かれ続けた大型連休を締めくくるのにふさわしい? 緊張感を漂わせてきたようです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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