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西岡だからこその公開計量

その話を聞いたとき、う~ん、日本のプロボクシング界にもやっと、この種の“ショー”に乗せられるスター選手が出てきたのか、という気持ちになり、ある種の感慨を覚えました。

プロボクシングのWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチは10月24日、東京・両国国技館で行われます。王者の西岡利晃(帝拳)が同級1位のレンドール・ムンロー(英国)を挑戦者に迎えて5度目の防衛戦に臨む注目のファイト。ファンの皆さんにとっては待ち遠しい一戦ですが、この試合の前日(23日)に行われる恒例の計量が、日本では珍しく「一般公開」されることになったのです。

試合の模様はWOWOWが当日午後5時から生中継しますが、担当の制作局スポーツ部・大村和幸チーフプロデューサーが胸を張りました。「WOW FES!」のメーンイベントとして行われる試合とあって、盛り上げるためのさまざまな趣向が練られているようです。

その中で「計量を一般公開しますよ。場所は東京ミッドタウン(東京・六本木)です。テレビでの生中継もしますが、計量の模様を一般の人々も直接、生で見られるようにします」と大村プロデューサーが言いました。

ショー化は当たり前のラスベガス

計量という試合に向けた恒例の行事を、関係者だけでなく、一般にも公開して自由に見られるようにする、あるいは有料化して試合前の一つのイベントとして取り上げる方法は、日本ではほとんど行われませんが、ラスベガス(米ネバダ州)などでのビッグマッチの際には、試合を盛り上げるために当たり前のように行われているシステムです。

が、そうはいっても、誰もができるわけではなく、一般に公開された計量の場を盛り上げるのは、やはり試合同様、ビッグネームの人気であり、それが見込まれる選手です。いまやスーパースターのマニー・パッキャオ(フィリピン)が昨年5月、リッキー・ハットン(英国)と対戦する際の公開計量には約5000人もの“観客”が集まり、盛り上がったと伝えられています。

私が実際に見た公開計量での最大の盛り上がりは、1980年代後半のマイク・タイソン、統一世界ヘビー級王者として全盛期にあったころでしょうか。ホテル内に設けられた計量会場は、あふれんばかりの観客で熱気ムンムンとなり、緊張の一瞬を見守ります。タイソンのウエートは100キロが分岐点となっており、100キロを下回れば大歓声、上回ればブーイングと、体重制限のないヘビー級といえども、試合の行方を左右する調整の成功・失敗には、選手以上に観客が興奮と緊張で一喜一憂していたように思えました。

西岡は昨年5月、メキシコで行われたジョニー・ゴンサレスとのV2戦の際に公開計量を経験しているそうですが、WOWOWが思い切って日本でも・・・と再現に踏み切ったのはやはり、防衛ごとに本物度を高めていく西岡のネームバリュー、さらに人気度とともに集客が期待できる選手、との判断によるものだったろうと思います。

そういう選手が出てきたことが喜ばしいことだし、そんな西岡には、公開計量の場を盛り上げ、さらに試合でも初防衛戦から5連続KO勝利の期待に何としても応えてほしいものです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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