“怪物”が大暴れの予感!

終盤戦を迎えているUSPGAツアーは、8月13日、今季最後のメジャー競技「全米プロゴルフ選手権」(米ウィスコンシン州コーラー=ウィスリングストレーツ・コース)が開幕しました。

大会の舞台となるウィスリングストレーツは、ミシガン湖畔に造られたリンクス仕様のコース。全米プロ選手権の開催は、2004年、2010年に続いて3度目となります。

このコースの特徴は、無数に散らばるバンカーですが、同大会の取材に当たっているスポニチ本紙の担当記者は「約1000個のバンカー地獄」と表現、松山英樹(23=LEXUS)が抱いたコースの印象として「(バンカーが)全然関係のないところにもあるし、入る場所にもたくさんある。やはりティーショットが大事になるだろう」というコメントを報じてきました。

さて、その松山の滑り出し(第1日)はどうだったでしょうか。
(大会は、地上波のTBSテレビとゴルフ専門チャンネルのゴルフネットワークが中継)

前週の世界ゴルフ選手権シリーズ「ブリヂストン招待」(8月9日最終日、米オハイオ州アクロン=ファイアストーンCC)で、ショットの調子が上がらず(通算3オーバーの37位)それが今週、どうだろうか? と不安材料になっていましたが、松山の修正能力は凄いものです。

インからスタート。10番のバーディを皮切りに14、16、18番でバーディー奪取。完璧なショットの精度でボギーなし、前半を「32」で折り返しました。

後半アウトに入り、5番のバーディーで5アンダーは、その時点でトップに立ちましたが、6、8番でグリーンを外し、9番ではバンカーにつかまり、終盤4ホールで惜しい3ボギー。2アンダーで70のホールアウトとなりました。首位とは4打差の15位-。

手応えの5バーディー奪取!

まずまず! でもあり、もう少し上に行けたのでは? と惜しくもあり、といったスタートとなりましたが、テレビの画面を通しての松山のコメントは「(ボギーは)もったいなかったけど、まあ、終わったことよりも、修正するところは修正して、明日スコアを伸ばしたい」とあくまで前向きの様子でした。

それだけショット、パットとも、いい手応えを感じたのでしょう。

全米プロ選手権での日本勢の最高成績は、1988年に中嶋常幸プロが記録した3位です。続いて1981年の青木功プロ、2001年の片山晋呉プロの4位。松山には、これを超えて・・・となると優勝争いになってしまいますが、ぜひ、成し遂げてもらいたいものですね。

余談になりますが、同大会の日本人最高位を持つ中嶋プロは、1985年にJPGAツアーのメジャー「日本プロゴルフ選手権」を蹴って「全米プロゴルフ選手権」に出場したことがあります。

日米のメジャー競技日程が重なってしまったため、苦慮の末の選択でしたが、当時の中嶋プロには、日本プロ選手権で3連覇が懸かっており、結論は簡単には出せない状況でした。

が、悩みに悩んだ末に中嶋プロが思ったことは、海外メジャーへの出場のチャンスが得られたなら、全力を傾けて挑戦すべきだろう、という決意でした。

背景にあるのは、もちろんJPGAツアーの発展につなげたい! という意識です。

昨今、日本人選手が多く出場できるようになったメジャーですが、軒並み予選落ち、残ったのは松山だけ、などというケースが少なくありません。

今大会でも、第1日、岩田寛(34)が「77」で123位、小田孔明(37)が「79」で140位と出遅れました。

出場する日本人選手たちは、中嶋プロの時代にはこういう出来ごともあったことを知って、上を見て戦ってもらいたいものだ、と思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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