悔しさが残る今季メジャー最終戦

ジェーソン・デー(27=オーストラリア)がメジャー初制覇を果たしたUSPGAツアーの今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」(米ウィスコンシン州コーラー=ウィスリングストレーツ・コース)で日本の松山英樹(23=LEXUS)は、優勝争いに絡めず37位に終わりました。残念!

最終日の8月16日、首位に10打差の通算5アンダーで“爆発”に懸けた松山でしたが、1番で約2メートル半のバーディーパットを外し、2番からは手痛い3連続ボギー、序盤で早くも追撃をあきらめざるを得ない状況に立たされてしまいました。
(大会は地上波のTBSテレビとゴルフ専門チャンネルのゴルフネットワークが中継)

メンタル・ゲームのゴルフは、本当に怖いものです。最終日の追撃に水を差した滑り出しの乱れは、前日(8月15日)の、わずか1ホールのミスが尾を引いてしまってのものでした。

“ムービング・サタデー”の第3日、14番を終えて通算8アンダーとスコアを伸ばした松山を待ち構えていたのは、15番(パー4)の悲劇! でした。

第2打がグリーン手前のバンカーへ。が、そこで松山の脳裏には“その先”が浮かんでしまいます。ここをしのいで16番(パー5)で取れれば、優勝争いに入っていけるかも、の皮算用です。

ちなみに・・・余計なお世話ですが「皮算用」とは「まだ手にしない前から当てにして計算に入れること」(広辞苑)です。

もっと経験を積み重ねたい

その途端! バンカーからの第3打は、ホームランでグリーン奥のラフ。第4打もまた、グリーンをオーバー。5オン、1メートル半のパットを外して何とこのホール、トリプルボギーを叩いてしまいました。

何でまた? 月イチのダッファーにはよくあることですね。“取らぬタヌキの・・・”の計算をした直後に大叩きをしてしまうことは・・・それをエースの松山が! なぜ? 

まあ、それがゴルフなのでしょう。最終日、序盤の苦戦を振り返って松山は「あのトリプルをずっと引きずっている感じだった」と話しました。

結局、最終日は、終わってみれば4バーディー、4ボギー、紛失球による1ダブルボギーで徒労の色濃い2オーバーとなりました。通算3アンダーで37位-。

ホールアウト後、松山がテレビのインタビューに答えます。

〈本当に勝てる人たちとのレベルの差を感じますね。来年のオーガスタ(マスターズ)までに、より多くの経験を積んでメジャーで勝てる力を蓄えたいと思います〉

こうした悔しさの積み重ねが、選手を強くしていくのでしょう。倒されても倒されても、あきらめずに起き上るボクサーのように・・・。

そして・・・メジャーで勝つという“志の高さ”が維持されている限り、松山の挑戦は、何度でも続けられるのでしょう。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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