“金の亡者”は本当にリングを降りるのか?

“世紀の一戦”とされた今年5月のマニー・パッキャオ(フィリピン)戦の後、勝者フロイド・メイウェザー(38=米国)は「9月に1試合戦って引退する」と明言しました。

パッキャオを下した(判定勝ち)ことでプロボクシング界の“パウンド・フォー・パウント(全階級を通した最強戦士)”を不動のものにした“Money”メイウェザーの、その期日が近づいて注目される中、ついに概要が明らかにされました。

試合は9月12日(日本時間同13日)に米ネバダ州ラスベガスの「MGAグランド・カーデン・アリーナ」で、WBA&WBC世界ウエルター級タイトルマッチとして行われ、対戦相手はWBA世界ウエルター級暫定王者のアンドレ・ベルト(31=米国)に決まりました。

この一戦は9月13日午前11時から、WOWOW(プライム)の「エキサイトマッチ・スペシャル」で生中継されます。

注目の一戦が決まり、ファンの皆さんがまず、思うことは、試合の行方より、メイウェザーの行方のほうではないでしょうか。

つまり、公言通り、メイウェザーは、プロデビューから49戦目(これまで48戦全勝26KO)のこの試合を本当に最後にするのかどうか、ということです。

「9月が最後」と公言しているが・・・

ちなみにメイウェザーは、WBC世界ウエルター級王者時代、2007年12月の同級王座初防衛後、2008年6月に引退を表明(2009年9月に復帰)しており、今回の引退が本当なら2度目となります。

まあ、私の周辺でも、その話題はよく出ており、まず辞めることはないのでは? という見方の持ち主の根拠は、ニックネームの「Money」通り「金」です。

何しろ「2億ドル(約240億円)マッチ」となった先のパッキャオ戦で、2人のスーパースターは、これまでのボクシング・ビジネスの“桁”を変え、勝ったメイウェザーは、その後に米誌「フォーブス」が発表した2015年版のスポーツ長者番付で、年収3億ドル(約369億円)でスポーツ選手部門のトップとなったのです。

つまり、結果がどうあろうと、リングに立てば金が転がり込んでくる“この状況”を、まだ38歳、簡単には手放さないだろうということです。

まったく・・・いいご身分ですよね~。

ところで今回の対戦相手ベルトは、かつては“メイウェザー後継者”と呼ばれたこともある、スビートと強打を備えた選手です。資料によると、面白いですねェ、ちょうどメイウェザーが引退を表明した時期、空位となったWBC世界ウエルター級王座を争い、ベルトを手にしているのです。

従ってメイウェザーが引退していなければ、その頃、挑戦していたかもしれなかったわけですね。

そうして巡ってきた一戦ですが、メイウェザーの9月の相手としては、ミドル級のWBC王者ミゲール・コット(プエルトリコ)やスーパーウエルター級のサウル・アルバレス(メキシコ)ら“骨太”の連中が候補に挙がっていただけに、ベルト指名はちょっと、意外な気もします。

試合はまた、メイウェザーの圧倒的有利となるのでしょうが、焦点はメイウェザーのその後、もう一丁! で区切りの「50戦」までやる、となるのか、これで終わり、となるのか、でしょうね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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