沖縄料理店での話題

「久々に会おうか」-と声が掛かり、昨9月2日、東京都内の沖縄料理店にテレビ、専門誌、スポーツ紙の、日ごろ親しいボクシング記者が集まり、おいしい料理に舌鼓を打ちながら、ボクシング談議に花を咲かせました。

次から次へと飛び出す話題に、これまた次から次へと賛否両論が渦巻き、いつもながらのベテラン記者連中の“かんかんがくがく”状態でしたが、そんな中、メイウェザーはリングを降りるか? というテーマが出ました。

そうです。あのフロイド“Money”メイウェザー(38=米国)が、9月12日(日本時間同13日)のWBA世界ウエルター級暫定王者アンドレ・ベルト(31=米国)戦を最後に引退するとしているのは、果たして真意か? という話です。

今年5月2日(日本時間同3日)に行われた“世紀の一戦”マニー・パッキャオ(フィリピン)戦を制したメイウェザーは、試合後「9月に1試合戦って引退する」と明言。その注目の1戦が、今回のベルト戦となりました。

この試合の関する記事のほとんどが、メイウェザーの引退発言を真に受けておらず、引退試合とも言われる・・・とか、引退を公言しているメイウェザーだが・・・とか、言葉を濁しているのは、いかにも、この男らしく、面白いことです。

私の周辺でも、辞めるとは思えないね、だってパッキャオ戦でいくら稼いだんだよ、リングに上がれば手にできる大金から目をそらせないだろう、とニックネームの“Money”ならではの亡者ぶりを指摘します。

まあ、それはそれで、いかにも“ヒール”らしいメイウェザーの、がめつい一面を表していますが、この日は、テレビの記者が別の面から“もう一丁!”を主張しました。

パッキャオとの再戦論も!

つまり、パッキャオとの再戦を実現させたい、という目論みです。

専門誌記者の、格下相手のベルト戦は最後の試合としては物足りないね、との意見を受けて、テレビの記者がパッキャオとのリマッチこそが最善、といかにも“視聴率命”の世界に生きる男らしい考えを展開させました。

ところでパッキャオとの再戦となると、では5月の初戦に因縁はあったか? という問題が起きてきます。再戦は、初戦に問題があり、その決着戦となるのが普通だからです。

専門誌記者が言います。

〈因縁をいうなら、あの試合、攻めたパッキャオが勝っていたのでは? という声が多く聞かれたけど、そのあたりかなァ〉

確かにそういう声もありました。

が、私は、守りのメイウェザー、攻めのパッキャオ、というスタイルを持つ世界の2トップが、持ち味を変えずにぶつかった、という意味で“いい試合だった”と受け止めているし、また、その攻防での採点は、ジャッジが、メイウェザーの守りながらの単発の有効打を取るか、パツキャオの当たらなかったが攻めの姿勢をどう取るか、によるものだったと認識しています。

従って私は、2人のリマッチは反対ですね。

とにかく紆余曲折を経て、あの2人が同じリングに立ったことが、大変なことなのであり、それが2度、3度(・・・はないでしょうが)ある必要はないでしょう。

そして・・・リマッチ、ラバーマッチというものは、概して失望に終わることが多く、あの2人の歴史的対決は、1度きりでいいのでは、と思います。

もっとも、さまざまな要因でベルト戦後、メイウェザーが〈来年5月〉に向けて期待を持たせるような発言をしたなら、それはそれで、ああ、やっぱり“Moneyか”と思うだけですが、さて、どうなりますか・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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