気に懸かる「GGG」の動向

さて・・・ボクシング・ファンの今週のお楽しみは、週末に控えるビッグマッチでしょうね。

そうです。10月17日(日本時間同18日)に米ニューヨークの“格闘技の殿堂”マジソン・スクエア・ガーデンで開催される注目のプロボクシング世界ミドル級王座統一戦、WBA世界同級スーパー王者(WBC世界同級暫定王者)ゲンナディ・ゴロフキン(33=カザフスタン)vsIBF世界同級王者デビッド・レミュー(26=カナダ)の一戦です。(試合は10月18日午前11時からWOWOWが生中継)

「GGG(トリプルG=グレート・ゲンナディ・ゴロフキン)」ことゴロフキンのこのところの勢いは、まさにとどまるところを知らない凄さですね。

2010年8月、WBA世界ミドル級暫定王座決定戦に勝利し王座を獲得(その後、正規王座に移行)してから約5年。目下の戦績は、33戦全勝(30KO)で無敵。WBA王座を実に14連続KO勝利で防衛中。昨年10月には、WBC暫定王座も獲得し同王座を2度防衛しています。

ちなみに目下、世界タイトル戦の連続KO防衛記録は「17」となっています。これはWBCジュニアフェザー級(当時)王者だったウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)が、1977年7月の初防衛戦から19838年4月の王座返上まで、計17度の防衛戦をすべてKO、TKOで勝利したものです。

阻まれる村田の世界への道

そうした記録の更新も時間の問題とされる勢いの中、ゴロフキンは今回、IBF王座の奪取にも着手し、まずレミュー撃破の後、WBC世界ミドル級正規王者ミゲール・コット(プエルトリコ)戦に乗り出そうという構えです。

コットは11月21日(日本時間同22日)にサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とのスーパーマッチ(WBC世界ミドル級タイトルマッチ)が予定されていますが、この試合の勝者と、ゴロフキンがレミューに勝てば、対戦の方向に向かうのは、正当な流れというものでしょう。

さて・・・ゴロフキンと激突するレミューという選手は、どういう戦い方をするのでしょうか。

今年の6月、空位となったIBF世界ミドル級王座をレミューはハッサン・ヌダン・ヌジカム(カメルーン)と争い、3-0判定で勝利し新王者となりました。

この王座決定戦でレミューは、計4度のダウンを奪うパンチ力、攻撃力を見せています。

ゴロフキン戦でも、レミューの武器は、この攻撃力となることでしょう。元世界王者でスポニチ本紙の世界戦評論でおなじみの浜田剛史氏は「総合力ではゴロフキンが上」としながら「レミューの攻撃力をゴロフキンが止め切れないと・・・」と、楽な試合にはならないだろう、ことを予想しています。

ミドル級に君臨するゴロフキンが注目されるのは、やはり、この階級で世界を狙う村田諒太(29=帝拳)がいるからですね。

以前は、強いゴロフキンを避ける戦略があったにしても、このところのゴロフキンは、強さが増して手がつけられない状態になっており、その勢いで4団体の統一でも成し遂げようものなら、村田は階級を変更せざるを得ない情勢ともなってしまいます。

そのあたりがゴロフキンの、これからの一戦一戦に懸かってきており、それは村田の世界奪取プランに微妙に関わってきそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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