ときを経ても世相が浮かぶ言葉を

今年もまた、ニヤリと笑える“お楽しみのとき”がやってきました。

そうです-。

この季節恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識・選考)ですね。

2015年の「年間大賞」と「トップテン」は、例年通り、12月1日に発表されますが、このほど候補50語が、同賞事務局から発表され、ラグビーのW杯イングランド大会で大活躍した日本代表FB・五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)の「五郎丸ポーズ」「ルーティン」などがノミネートされました。

この「ユーキャン新語・流行語大賞」は、その年1年間に発生したさまざまな「言葉」群から〈世相を軽妙に映して多くの人々の話題となった〉(事務局による選考概要)新語・流行語を選ぶものです。

私は、このイベントのファンなのですが、実はここ数年の「年間大賞」にちょっぴり不満を持っています。

昨年2014年が、安倍内閣の「集団的自衛権」(受賞者辞退)と、その拒否に引っかけた「ダメよ~ダメダメ」(日本エレキテル連合)でした。

名フレーズだった「亭主元気で留守がいい」

さかのぼって2012年に「ワイルドだろぉ」(スギちゃん)、2008年の「グ~!」(エド・はるみ)、さらに2003年には「なんでだろ~」(テツandトモ)などというのも選ばれました。

まあ、このイベントの選考概要が〈世相を“軽妙”に映す〉ものであり、その意味では、お笑い芸人たちが発する言葉が子供たちを中心に流行(はや)り、それを取り上げるのも別に間違っているわけではありません。

が、私の独断と偏見で意見を言わせてもらえば、お笑い芸人たちがつくり出したこの種の言葉は、ともすれば、翌年にはもう消えているケースが多く、やはり「年間大賞」としてその年のトップに選んだものなら、後々に振り返って〈当時の世相が浮かぶもの〉を選考してもらいたいものだなァ、と思います。

例えば-。

1986年(昭61)=このころは「新語」「流行語」の2部門に分かれていました=の「流行語」部門・銅賞に「亭主元気で留守がいい」が選ばれました。

この名フレーズは、テレビのCMで発せられたものですが、世の中はバブル景気が始まっており、まさに主婦層の心理を言い当てたものとして今でも通じる言葉になっています。

さらに-。

1990年(平2)の「新語」部門・銅賞に選ばれた「オヤジギャル」(中尊寺ゆつこ)、2005年(平17)の「年間大賞」となった「想定内」(堀江貴文)や2008年(平20)の同「アラフォー」(天海祐希)などなど・・・。

要は、その言葉から振り返って“あのとき”が思い出され、その言葉は、今でも生きている、というのに「年間大賞」の価値があるのではないか、と私は思います。

さて・・・今年の「年間大賞」候補筆頭は、やはり五郎丸関係でしょう。対抗馬として「福山ロス」(芸能分野)や「戦争法案」(政治分野)などが出てきそうですが、ここは「五郎丸」→「2019年W杯日本大会」とつながっていっていいのではないかと思います。

12月1日の結果は、さて、どうなることでしょうか?
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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