「甘いもの」と罪悪感

某月某日の午後-。

行きつけのスーパーで買い物をしたときのことでした。

レジで精算の際、年配のご婦人の後ろに並びます。

と、そのとき、そのご婦人が、買い物を入れたカゴの中から和菓子を2パック取り出し、私に「(荷物を)ちょっとお願いしますネ」といって列を離れ、それを甘いものが置いてある棚に返却に行きました。

列に戻り、照れくさそうに私に会釈したご婦人が言いました。

〈我慢ですね。あれは中毒です。置いてあれば食べてしまうから。家の中に置かないことです〉

私も、甘いものは嫌いではありませんから、エラいですねェ、と言葉を返すと、ご婦人はまた、我慢ですよ、我慢しなくちゃ、と言って笑顔を見せました。

まあ、別にどうということもない出来事なのですが、ふと考えると、ご婦人のこうした逡巡は、面白いものですねェ、甘いものには、食べればその後に「肥満」が待っているせいか、常に〈我慢しなくてはいけないもの〉〈食べてはいけないもの〉という罪悪感があり、そこから来るもののようです。

・・・で、ちょっと興味が沸いて、甘いものを食べることの是非、を調べてみました。

私自身、どういうときに甘いものが食べたくなるか、を振り返ってみると-。

①朝、朝食を終えて歯を磨き、さあ、これから一日を始めるぞ! という直前。
②昼間、外出をしてちょっと疲れ、コーヒーショップなどでひと休みしているとき。
③夜、就寝の直前。

だいたいこんなところでしょうか。もちろん、私も自分に我慢を強いている一人ですが・・・。

返却したご婦人の自制心に拍手

資料には、甘いものの主成分である糖質は、タンパク質や脂質とともに〈脳の栄養素〉として活用される、とありました。糖質の効用面ですね。

つまり、さあ、これから! というときの脳の活性化や、ちょっと疲れたときの回復に効果があるわけで、私の①②での甘味欲求の根拠は、それなりに裏付けられるようです。

③の夜、就寝の直前での甘味欲求は、間食の類となるのでしょうが、これはどう考えても体にいいことはなく、やめたほうがいいのでしょうね。

間食=空腹時であり、空腹時は糖分の摂取も急激でしょうから、いいわけはありません。

一度は買い物カゴの中に入れた和菓子を、やっぱりやめよう、と返却したご婦人の心理は、あれば食べてしまうから、という罪悪感から来るもののようでした。

では、なぜ、甘いものを食べることに対して最悪感が生じるのでしょうか。

甘いものが好きな人は、甘いものを口にすることにより、このうえない幸せを感じてしまいます。従って、幸せ感に浸りながら、ついつい食べ過ぎて・・・結果としてカロリーオーバーを引き起こし、糖質はある程度、体に必要ではあるものの、摂り過ぎれば、余分が脂肪として蓄積され、肥満へとつながっていってしまいます。

「甘いもの=肥満」の図式が分かっているから、あとひとつ、これで終わり、と言い聞かせながらもやめられず、罪悪感にさいなまれてしまうのでしょう。

では、和菓子と洋菓子に差はあるのでしょうか。

一般的に和・洋両菓子とも、糖分は多いものの、洋菓子に含まれるバターや生クリームなどの動物性脂肪が、和菓子には含まれていません。

カロリー的にも、高い洋菓子より、低い和菓子のほうが、肥満度は抑えられるようです。

まあ、喫煙や飲酒などにも当てはまることと思いますが、こうした個人の嗜好に関しては〈ほどほどに〉が、ひとつの“線引き”て゜しょう。

当たり前のことですが、食べ過ぎは禁物! 適量の目安を自分で認識することが大事ですね。

・・・ということで、件(くだん)のご婦人の、自制心に拍手! でした。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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