さあ“怪物”クン、出番です!

年末のプロボクシング世界戦ラッシュが、いよいよ幕を開けます。

先陣を切るのが12月29日(東京・有明コロシアム)の大橋ジム勢。世界2階級制覇の八重樫東(32)が、3階級制覇を懸けてIBF世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドーサ(メキシコ)に挑み、WBO世界スーパーフライ級王者の“怪物クン”井上尚弥(22)が初防衛戦に臨みます。

2人の戦いが、大みそかに控える計5試合の世界戦に〈いい流れ〉をつくることができるかどうか、注目されますね。

“斬り込み隊長”という位置づけでは、井上がピタリと当てはまります。

昨年12月30日、WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)を2回KOに下して2階級制覇を達成しました。

しかし、この試合で右拳を痛めたことで次の試合が出来ず、今回の初防衛戦は、自身初経験となる1年間の長期ブランクを余儀なくされてしまいました。

井上自身は、このブランクをプラスにとらえ「1年間、きっちりと練習もでき、たっぷりと休養も取れた」と話していましたが、ここは何としても快勝で次につなげてほしいものです。

1年間のブランクを経て再び- 

同級1位の指名挑戦者ワルリト・パレナス(フィリピン)は、ご存知の方も多いと思いますが、以前〈ウォーズ・カツマタ〉のリングネームで日本を主戦場にしていたボクサーです。

24勝(6敗1分)のうち、KO勝利が21と好戦的な選手。井上とはともに倒し合うスリリングな展開となりそうです。

衝撃的なKO劇だったのが、前回12月30日(東京体育館)のナルバエス戦でした。

何しろナルバエスは2002年7月にWBO世界フライ級王座を獲得して16度の防衛に成功。2010年5月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得して11度の防衛に成功。実に12年間の長きにわたって王座に君臨、計27度の世界王座防衛を成し遂げているレジェンドでした。

一方の井上は、プロ8戦目での2階級制覇挑戦。〈どう考えても・・・〉という試合で井上は何と2回KO勝ちしてしまったのです。

この勝利は世界を驚かせ、大橋ジムの大橋秀行会長の元には、米国のプロモーターからのオファーも届けられたといいます。近い将来に“ロマゴン”ことローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳 )との“怪物対決”も期待されており、あるいは、このスーパーマッチが米国で! も青写真にあるかもしれません。

・・・であっても、何はともあれ、まず目の前の戦いに勝つことが先決です。

右拳を痛めたことにより、左の強度が上がった、とのことです。陣営に言わせれば「左ジャブはストレート級の威力です!」-。頼もしいですね。

激しい打ち合いの中で、井上のパンチが炸裂すれば、再び豪快なKO劇が見られることになりそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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