数字が語る“怪物”の強さ

前週のUSPGAツアー「フェニックス・オープン」(2月7日=日本時間同8日=最終日、米アリゾナ州=TPCスコッツデール)で2年ぶりに優勝を飾った松山英樹(23=LEXUS)ですが、今週は休養、次戦は2月18日=日本時間同19日=開幕の「ノーザントラスト・オープン」(米カリフォルニア州=リビエラCC)が予定されています。

2014年6月の「メモリアル・トーナメント」(米オハイオ州=ミュアフィールド・ビレッジGC)以来の2勝目を挙げた松山に対しては、大会開催地の地元紙「azセントラル」がスポーツ面のトップで報じるなど、周囲の注目が集まっています。

日本人男子プロの米ツアーでの複数回優勝は、3度優勝の丸山茂樹に次いで2人目の快挙となりましたが、その丸山プロが松山の強さを様々な角度から見てスポニチ本紙に語っていました。

〈(略)飛距離も出ている。TPCスコッツデールは、距離が長く、1打目を285ヤード飛ばしても170~180ヤード残る。松山は2打目をSW、PW、9Iで打っていた。(略)〉

試合では、アドレナリンの関係で練習より飛距離が増すにしても、このコースにあって、ショートアイアンでの第2打は凄いですね。

だから・・・でしょうか。優勝の原動力となっただろう「驚異のパーオン率」がデータに打ち込まれていました。

4日間通算で「77・8%」(72ホール中56ホール)-。この数字は、出場全選手の1位となっています。

驚異の「パーオン率」77・8%!

ティーショットの「フェアウエーキープ率」は、飛距離が出ていることもあるのでしょうが、データでは、4日間通算で55・4%(出場選手中44位)と、精度があまりよくありません。

そんな中でのパーオン率の良さは、つまり、どんなところからでもグリーンを狙い、乗せ、バーディーを狙っていたことの証明でしょう。

優勝争いに加わった最終日は、しっかりとボギーなしの4バーディーを奪う「67」(パー71)で回り、特に大詰めの「上がり3ホール」での2バーディー(17、18番)に対し、丸山プロはこう評しました。

〈(略)正直パットは苦しんでいた。それでも入れなければ負けになるパットを土壇場で決められたのは、プレッシャーが懸かる場面でどう集中を高めたら良いかを知っているからだ。マネジメント力も素晴らしかった。(略)〉

そのパット、最終日の正規ラウンドでの18番のバーディーパットが、米ツアー公式サイトの「ショット・オブ・ザ・ウイーク」に選出されました。

リッキー・ファウラー(米国)とともに首位に並んで迎えた18番。ファウラーの3メートルに対し、松山は5メートルのバーディーパットを先に打ってしっかり沈め、プレーオフへと持ち込んだ大事なパットです。

松山は、これを「ゴルフ人生で一番いいパット」と話しましたが、それは松山だけでなく、この大会でのベスト・ショットともなったわけです。

何ごともそうですが、特に毎週、試合が組まれているゴルフのツアーは、年間を通して選手に好・不調が出てくるのは仕方のないことです。

その波を、できるだけ小さいものに抑えられるのがトッププロの条件、という話も聞きました。

米国での松山にも、さまざまな面でその条件が整いつつあるような気がしますね。

初勝利より難しいと言われる2勝目を挙げたことで、松山のこれからはどう変わっってくることでしょうか。目が離せなくなりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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