惜しい! 35歳が魅せた健闘

ゴルフ・ファンの方々は、2月15日深夜、眠い目をこすって睡眠時間を削ったでしょうか。

USPGAツアー「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」(米カリフォルニア州ペブルビーチ=ペブルビーチGLなど3コース)での岩田寛(35=フリー)の健闘です。

ホストコース・ペブルビーチGLで熱戦を展開させた最終日(2月14日=日本時間同15日)の優勝争いは、ゴルフ専門チャンネルの「ゴルフネットワーク」が、2月15日午前3時から生中継してくれました。

第3日を終えて首位のP・ミケルソン(米国)=通算16アンダー=に2打差の2位(通算14アンダー)の岩田。優勝すれば、前週「フェニックス・オープン」(米アリゾナ州=TPCスコッツデール)で優勝した松山英樹(23=LEXUS)に続き、日本人選手の2週連続の快挙とあって、これは見逃すわけにはいきません。

最終日最終組の戦い。ミケルソンと同組の重圧の中、岩田は粘りに粘っていました。

フロントナイン(前半アウト)を終えて、2バーディー、2ボギーのミケルソンが、通算16アンダーを維持して首位の座を守ります。岩田は2バーディー、1ボギーで1打差の通算15アンダーとジワリ肉薄です。

バックナイン(後半イン)に入り、展開はやはり、シビアな米ツアーらしく、サバイバル戦の様相を呈してきます。

最後まで堂々の優勝争い

2組前のJ・ブリクスト(スウェーデン)が10番(パー4)でバーディーを奪い、通算16アンダーでミケルソンと並びます。ミケルソンがボギーを叩いた(通算15アンダー)11番(パー4)で岩田がバーディー(通算16アンダー)を奪い、さらにミケルソンは13番(パー4)でバーディー(通算16アンダー)を奪い返しました。

目の前の一喜一憂。加えて2組前の動向。が、ゴルフはどこで何が起きるか分かりません。何と4組前のV・テイラー(米国)が13番から4連続バーディーの猛攻で通算17アンダー、一気に首位に躍り出たのです。

勝負は大詰めの上がり3ホールに懸かりました。

その16番(パー4)で岩田は、グリーン右ラフからの第3打を2メートル半オーバーさせ、これを外して手痛いボギー(通算15アンダー)を叩いてしまいます。17番(パー3)はパー。望みを最終18番(パー5)のイーグルに託しましたが、ここもボギーを叩いて力尽きました。

(優勝)テーラー=通算17アンダー②ミケルソン=通算16アンダー③ブリクスト=通算15アンダー④岩田=通算14アンダー④ヤコブソン=通算14アンダー。

1981年1月31日生まれ。宮城県出身の35歳。出身校の東北福祉大では、松山の先輩に当たります。2004年プロ転向。常に上を目指し、昨年秋、米ツアーの出場権を懸けた下部ツアーの「Web.com(ウェブドットコム)ツアー」に参加、好成績を上げて15~16年シーズンの出場権を得ています。

巡ってきた初優勝のチャンスは、惜しくも逃しましたが、岩田にとって、この日の経験は必ず今後に生きることでしょう。

それにしても・・・米男子ゴルフ・ツアーという舞台、首位に6打差の8位でスタートした“無印”のテーラーが、9バーディー(2ボギー)を奪う「65」をマークして大逆転、11年ぶりの優勝を勝ち取るなど、層の厚さによる勝負の厳しさをつくずく感じます。

岩田も、こうしてもまれ、強くなっていくのでしょうね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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