「・・・何だったっけ」の失態に思う

「千島・・・はぼ・・・ええっと~何だったっけ」

ン? どうしちゃったの? まさか、これってマジじゃないでしょ。冗談ですよね。大人になって“こうなっちゃいけませんよ”と、自ら反面教師となって、小学生たちに悪いお手本を見せて下さっているんですよねェ。センセ!

・・・と、思いたくもなります。とても大人の、それも政治家の挙動ではありませんね。

2月9日、閣議後の記者会見に臨んだ、北方領土を担当する島尻安伊子・沖縄北方担当相が、何と「歯舞(はぼまい)」が読めず、近くにいた秘書官に読み方を教わる、という失態を演じてしまった出来ごとです。

ア然! ボウ然! ですね~。

もっとも、島尻大臣の後日の釈明によると、別に「歯舞」が読めなかったわけではなく、元島民らでつくる「千島連盟」を正式名称の「千島歯舞諸島居住者連盟」で読もうとして言葉に詰まってしまった、とのことでした。

そんなことは、釈明に及ぶこともなく、当たり前のことでしょう。本当に「歯舞」が読めなかったとしたら、議員など辞職しなければ収拾がつかなくなってしまいますよ。

まあ、しかし・・・理由は何であれ、北の国境を認識し合う「北方領土問題」は、日本が抱える問題として確か、小学生のときにもう、学校で教わっていた記憶があります。

小学生も知っている北方4島名

そのとき、暗記した4つの島名「国後(くなしり)」「歯舞(はぼまい)」「色丹(しこたん)」「択捉(えとろふ)」は、私の年代では、知る知らない、とか、読める読めない、とかではなく、どちらかというと「九九」の掛け算のような感覚で頭の中に入っていたように思います。

ですから、この件による反響は大きく、北海道を預かる高橋はるみ知事は「北海道知事として大変残念。ぜひとも覚えていただきたい」と皮肉に満ちた言葉で糾弾していました。

第二次世界大戦後、勝者と敗者の立場で再燃した旧ソ連と日本による国境を認識し合う「北方領土問題」は依然、多くの問題をはらんでおり、北方担当相には、お勉強が欠かせないでしょうが、島の読み方の学習からでは、どうにも思いやられてしまいますね。

もっとも、こうした失態が結構な騒ぎとなるのも、昨今の政治家のレベルの低さ、言語道断の不倫問題や度重なる発言撤回、などが起きていることによるものなのでしょうが・・・。

日ごろの会話で、言葉に詰まったり、人の名前が思い出せない、瞬間的な「物忘れ」というのは、よくあることです。

私にしても、ふと思いついて別の部屋に取りに行ったものが“何だったっけ”などということは、このところよく起こります。

物忘れの原因については、高齢化によるものやストレスの積み重ねによるものなど、さまざまな要因があるそうですが、資料によると、単なる物忘れと認知症的なものとの差は、概してこういうところにあると記されていました。

つまり、例えばコンビニに行ったとすると-

〈コンビニに行ったことは覚えているが、そこで何を買ったか思い出せないのが物忘れ。コンビニに行ったことそのものを忘れてしまうのが認知症〉

-と区別できるのだそうです。

なるほど。これは参考になりますね。

ところで島尻大臣!

「北方領土問題」の勉強で「歯舞」の読み方を一瞬、ド忘れしてしまうのは、単なる“物忘れ”の範囲でしょうが、くれぐれも、取り組んでいる問題が“何だったっけ”などとならないようにお願いしますね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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