フン、束になってかかってこいや~!

プロボクシングWBC世界バンタム級王者・山中慎介(33=帝拳)が、日本人4人目(国内歴代3位タイ)となる〈2桁防衛(V10)〉に成功した後は、WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36=ワタナベ)の動向が注目を集めています。

内山は昨年大みそか、チャレンジャーのオリバー・フローレス(ニカラグア)を3回、左ボディー一撃で沈め、11度目の防衛に成功しました。

日本人王者の歴代2位となるこの連続防衛回数により、内山は元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の持つ、日本人世界王者の最多防衛記録V13に“あと2”と肉薄。陣営の2016年構想は、年間3試合、年末に一気にV14達成、具志堅超え! としていました。

とあって、まず、その初戦は誰と戦うのか? に熱視線が注がれます。

V11を成功させた直後、その相手は、無敗の前WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)が有力視されていました。

ウォータース戦の実現に関しては、内山の希望もあり、交渉に当たっていたワタナベジム・渡辺均会長も手応えを感じていたようですが、それが一転、WBAの指示により、WBA世界スーパーフェザー級正規王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)への方向転換を余儀なくされました。

WBAが指示した背景には、同団体の王者乱立がこのところ、批判されるところとなっており、当たり前のことですが、王者を減らす方針を打ち出したことにありました。

二転三転する挑戦者選び

その流れとして、内山vsフォルトゥナ戦の勝者は、WBA世界スーパーフェザー級暫定王者(同級1位)ヘスリール・コラレス(パナマ)と対戦することも義務づけられたようです。

これまでの内山は、防衛を重ねていても、両拳、特に右拳の負傷など、どこかに万全でないものがあり、V11戦にしても、左ひじの遊離軟骨除去手術を受けてから初の試合となるなど、不安材料は抱えていました。

が、結果は、その左で試合を決め、内山自身、36歳にして〈心技体充実のとき〉を感じたようです。

だから、内山の2016年に掲げるテーマは、強い相手との試合、米国進出、具志堅超え、と明確なものになっており、対戦相手が絞られず、次々に変わっても、内山自身は「誰てもいい」-“束になってかかってこいや~!”とさほど、意に介していないようでした。

とはいえ、その相手がまたまた変わります。

WBAが指示したフォルトゥナ戦が、条件面で難航したことにより、WBAはコラレス戦を先にやってもよい、との再指示を出し、現段階ではどうやら、内山のV12戦の相手は、まだ正式発表には至っていませんが、コラレスに決まり! となったようです。

3月11日付のスポニチ本紙は、コラレスが「(8日に)プロモーターから契約間近との連絡が来た。(内山は)尊敬しているが、彼を倒せば自分の人生は変わる。凄くやる気になっている」と語ったことを掲載していました。

試合は4月27日、東京・大田区総合体育が予定されているとのことです。

まあ、二転三転する挑戦者選びも大変なことですが、それも内山の強さゆえのことでしょう。“KOダイナマイト”の2016年初戦から目が離せなくなりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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