“空のギャング”どもに鉄槌を!
ようやく陽気も良くなり、人出も多くなって、獲物を狙う“空のギャング”どもの活動が、ますます活発化してきました。
私が住む藤沢市(神奈川県)の、江の島周辺の海岸を、わがもの顔で飛び交う「鳶(とび=とんび)」の跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)です。
〈鳶に油揚げをさらわれる〉とは、よく言ったものです。
週末など、にぎわう海岸のあちこちから「キャーッ!」の悲鳴。「当然、自分のものになると思っていたものを、思いがけず、横合いから奪われて呆然とするさま」(広辞苑)が、あちこちで勃発しています。
この略奪はホント、凄いですね。
私は、この悔しさを2度、経験しています。
最初は、海岸に向かう途中の和菓子屋さんで饅頭(まんじゅう)を買い、海に出て包みを開き、さあ、と口に持っていこうとした瞬間に背後からサッとさらわれました。
まさに“音なし”の滑空、背後からの接近で、やられた当方は、広辞苑に記された解釈の通り、となりました。
こうした中で感心させられたのは、鳶が触れたのは“饅頭だけ”だったことです。
さほど大きくもない饅頭を手に持っているのですから、普通は手のどこかに触れてもおかしくないでしょう。
手のどこにも触れず、標的の饅頭だけを持っていった、運動神経と視力の良さ、には敵ながらあっぱれ! といったところもありました。
それを深めたのが2度目のときです。
“メダボ鳶”にしてしまおう!
1度してやられている私は、2度はやられまいとそれ以降、海岸で食べ物を口にするときは慎重になっており、鳶がいないかと必ず、背後を中心に上空を見渡す習慣がついてしまっています。
そのときの私は、習慣になっているウォーキング中でした。その日はちょっぴり空腹気味だったので、おにぎりを持って出発し、歩きながら食べ始めたのです。
いつものように空を見上げ、鳶が近くを飛んでいないかを確認しつつ食べ始め、それも、ひと口ごとにおにぎりを持った手をポケットにしまい込むほどの慎重さだったのに・・・。
いやはや、凄いですね、ターゲットを私に定めた鳶は、遠くからそんな私の動きをしっかり見ていて計算していたのでしょうか。
ポケットから手を出した瞬間! ですよ。ものの見事に襲撃されました。
さすがにそのときは、一瞬のタイミング勝負だったことで獲物だけというわけにはいかず、私のおにぎりを持っていた手は引っかかれ、出血していました。
ああ、悔しい! 急襲を予測しつつ、用心を重ねていたのに・・・それなのに、です。
それにしても、です。鳶はいつから、人間の食べ物に狙いをつけるようになったのでしょう。
もともとは-
〈トビ(鳶=トンピ)〉「タカ目タカ科の鳥。市街地や海辺に多い。背面はいわゆる鳶色で翼の下面に白斑がある。主に死んだ小動物を食べる。“ぴいひょろろ”と鳴く」(広辞苑)
-という猛禽類です。
資料には、残飯やカエル、ヘビなどの死骸を主に食べていた、とあり、ハンバーガーやサンドイッチ、おにぎりなどの味は知らなかったはずなのに・・・です。
こうした味を教えてしまったは、やはり、人間の無責任な餌付けから、なのでしょうか。
昨今、野生の猿や猪などが、人里に下りてきて田畑を荒らす行為がひんぱんにあり、問題化されています。もともと用心深い野生の動物が、人間に近づき始めるのは、餌付けから、とよく言われます。
そのおいしさに味をしめた鳶どもの、海岸で弁当箱を開け、楽しい食事をしようとする人間の食べ物を横合いからさらう行為は、簡単に終わるはずもなく、鳶と人との戦いは、これからも延々と続くことでしょう。
鳶のこの行為に対して、人間はただ、キャーッ! と悲鳴を上げているだけでなく、対策として、鳶の体に良くないものを意図的にさらわせたらどうでしょうか。
例えば、血圧や血糖値を上げるコレステロール過多の食べ物、脂っぽい食べ物を、鳶用に提供するのです。
すると・・・“メタボ鳶”は、次第にあの華麗なる滑空や素早さを失い、ついに墜落するという失態を見せ始めるようになるかもしれません。
そのときは、大笑いして鳶に屈辱を与えようではありませんか。
私が住む藤沢市(神奈川県)の、江の島周辺の海岸を、わがもの顔で飛び交う「鳶(とび=とんび)」の跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)です。
〈鳶に油揚げをさらわれる〉とは、よく言ったものです。
週末など、にぎわう海岸のあちこちから「キャーッ!」の悲鳴。「当然、自分のものになると思っていたものを、思いがけず、横合いから奪われて呆然とするさま」(広辞苑)が、あちこちで勃発しています。
この略奪はホント、凄いですね。
私は、この悔しさを2度、経験しています。
最初は、海岸に向かう途中の和菓子屋さんで饅頭(まんじゅう)を買い、海に出て包みを開き、さあ、と口に持っていこうとした瞬間に背後からサッとさらわれました。
まさに“音なし”の滑空、背後からの接近で、やられた当方は、広辞苑に記された解釈の通り、となりました。
こうした中で感心させられたのは、鳶が触れたのは“饅頭だけ”だったことです。
さほど大きくもない饅頭を手に持っているのですから、普通は手のどこかに触れてもおかしくないでしょう。
手のどこにも触れず、標的の饅頭だけを持っていった、運動神経と視力の良さ、には敵ながらあっぱれ! といったところもありました。
それを深めたのが2度目のときです。
“メダボ鳶”にしてしまおう!
1度してやられている私は、2度はやられまいとそれ以降、海岸で食べ物を口にするときは慎重になっており、鳶がいないかと必ず、背後を中心に上空を見渡す習慣がついてしまっています。
そのときの私は、習慣になっているウォーキング中でした。その日はちょっぴり空腹気味だったので、おにぎりを持って出発し、歩きながら食べ始めたのです。
いつものように空を見上げ、鳶が近くを飛んでいないかを確認しつつ食べ始め、それも、ひと口ごとにおにぎりを持った手をポケットにしまい込むほどの慎重さだったのに・・・。
いやはや、凄いですね、ターゲットを私に定めた鳶は、遠くからそんな私の動きをしっかり見ていて計算していたのでしょうか。
ポケットから手を出した瞬間! ですよ。ものの見事に襲撃されました。
さすがにそのときは、一瞬のタイミング勝負だったことで獲物だけというわけにはいかず、私のおにぎりを持っていた手は引っかかれ、出血していました。
ああ、悔しい! 急襲を予測しつつ、用心を重ねていたのに・・・それなのに、です。
それにしても、です。鳶はいつから、人間の食べ物に狙いをつけるようになったのでしょう。
もともとは-
〈トビ(鳶=トンピ)〉「タカ目タカ科の鳥。市街地や海辺に多い。背面はいわゆる鳶色で翼の下面に白斑がある。主に死んだ小動物を食べる。“ぴいひょろろ”と鳴く」(広辞苑)
-という猛禽類です。
資料には、残飯やカエル、ヘビなどの死骸を主に食べていた、とあり、ハンバーガーやサンドイッチ、おにぎりなどの味は知らなかったはずなのに・・・です。
こうした味を教えてしまったは、やはり、人間の無責任な餌付けから、なのでしょうか。
昨今、野生の猿や猪などが、人里に下りてきて田畑を荒らす行為がひんぱんにあり、問題化されています。もともと用心深い野生の動物が、人間に近づき始めるのは、餌付けから、とよく言われます。
そのおいしさに味をしめた鳶どもの、海岸で弁当箱を開け、楽しい食事をしようとする人間の食べ物を横合いからさらう行為は、簡単に終わるはずもなく、鳶と人との戦いは、これからも延々と続くことでしょう。
鳶のこの行為に対して、人間はただ、キャーッ! と悲鳴を上げているだけでなく、対策として、鳶の体に良くないものを意図的にさらわせたらどうでしょうか。
例えば、血圧や血糖値を上げるコレステロール過多の食べ物、脂っぽい食べ物を、鳶用に提供するのです。
すると・・・“メタボ鳶”は、次第にあの華麗なる滑空や素早さを失い、ついに墜落するという失態を見せ始めるようになるかもしれません。
そのときは、大笑いして鳶に屈辱を与えようではありませんか。
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