“具志堅超え”への第一歩が始まる!

さて・・・プロボクシング界は、WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(36=ワタナベ)の防衛戦が近づいています。

4月27日、東京・大田区総合体育館で行われる12度目の防衛戦、同級暫定王者(同級1位)のジェスレル・コラレス(24=パナマ)との王座統一戦です。

この試合が3月11日、正式発表されたとき、周囲には“あれれっ”の声が多く漏れました。

というのも昨年大みそか、オリバー・フローレス(ニカラグア)を左ボディー一撃、3回TKOに下してV11を達成、具志堅用高氏(元WBA世界ライトフライ級王者)が持つ世界戦13度防衛の日本記録を射程圏内に入れた内山に対し、陣営は、2016年3試合で一気に具志堅超え、その第一歩となる次戦は春先に米国開催、を公言していたからでした。

“あれれっ”は、米国開催じゃなかったの? のガッカリの声でしたが、米国開催が実現できなかったのは、周囲以上にやはり、内山自身がガッカリだったのではないかと思います。

今回のV12戦は、決定までに二転三転する難航となりました。

陣営は当初、米国での開催を前提として前WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)との交渉を開始します。

夏の次戦こそ念願の米国開催を

ウォータース戦は、内山も希望しており、交渉に当たったワタナベジムの渡辺均会長も手応えを感じていたようですが、条件面で難航。それを受けてWBAは、WBA世界スーパーフェザー級正規王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)戦を指示。その勝者がコラレスと対戦することを条件に実現が濃厚となっていました。

内山自身も、フォルトゥナと戦うつもりで練習を進めていたとのことですが、これもまた条件面で難航。結局、コラレス戦を先にやることでやっと落着した、という経緯がありました。

交渉事にはさまざまな壁があり、今回、ことごとく難航した背景には、試合を中継する米国のテレビ局の意向が絡んでいた、との話も耳にしましたが、周囲の思惑がさまざまあっても、一番気の毒なのは、それに振り回される内山自身でしょう。悲願ともいえる米国開催が消滅してしまったことにも同情してしまいます。

・・・であっても、今回の2016年初戦は、具志堅超えに向けての大事な第一歩です。

気持ちを切り替えて「圧倒的な勝ち方で次のビッグマッチに備えたい」(内山)となってほしいものです。

渡辺会長は「次は当然、フォルトゥナ戦を実現させたい。(内山の)海外で戦う希望を何としてもかなえてあげたい」と言います。

6年連続となる今年の大みそか決戦でV14を達成、ここで具志堅超えを目指すなら、国内開催を外すわけにはいきません。であれば、念願の米国開催を実現させるなら、V13戦となる次戦を予定とする夏、フォルトゥナ戦にかかってきます。

渡辺会長もこのほど、東日本ボクシング協会会長に就任、4月1日から新体制をスタートさせました。

その勢いで、内山の悲願もぜひ、達成させてあげて下さい、と思います。

内山は、今秋11月10日で37歳となるのですから・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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