“若芽”とともに・・・清々しいひとき

新緑の季節-。

心地よい風が吹き抜け、寒くもなく暑くもない、好天に恵まれた4月22日午後、JR横須賀線「鎌倉」駅の東口(鶴岡八幡宮側)改札口前に、鎌倉好きの例の友人FとS、それに私の3人が集まりました。

さあ、また歩こうか。今日はどこに行く? 風吹くままに足まかせ、といくか-。

ということで、この日はまったく無目的、あてのない散策、を決め込み・・・とりあえず、表は避け? 反対側の鎌倉駅西口(地元住民は〈裏駅〉と呼んでいます)に回り、向かって左側に鎌倉市役所を見ながら〈市役所通り〉をブラブラと歩き始めました。

桜の季節を終えたこの時期の鎌倉は、新緑が目に眩(まぶ)しい季節です。自然の息吹きというものは、ホント、凄いですね。若い芽がグイグイと伸び、天に向かってエネルギーを放っている感じです。

〈御成トンネル〉を抜けると佐助一丁目のT字路があり、これを右折して進むと「佐助稲荷神社」(鎌倉市佐助)へと至ります。私たちはなぜか、緩やかな石段に沿って無数の赤い鳥居が立ち並ぶ、この神社に惹かれており、気ままな足は、自然にそちらに向かっていました。

佐助稲荷神社の境内でひと休み。そこには和服姿の若い女性が2人、笑顔で話したりしていて、いつ来てもここは、いい雰囲気を漂わせています。

「佐助稲荷」の名の由来は、幼少時の源頼朝は「佐殿(すけどの)」と呼ばれており、その「佐殿」を「助けた」神社、ということで「佐助稲荷」となった、と資料にありました。

神社に別れを告げて裏の山道をテクテク歩き、いつもにぎわっている「銭洗弁財天 (ぜにあらいべんざいてん)宇賀福神社(宇賀福神社)」に入ります。

観光化されているここはサッサと切り上げ、出入り口を出たことろの坂道を息を切らしながら上ると「源氏山公園」があり、分かれ道の右方向が急坂の「化粧坂(けわいざか)切通し」を経て、鎌倉八幡宮へと向かう道、左方向が昨今は縁結びで若い男女でにぎわう「葛原岡(くずはらがおか)神社」そこからハイキングコースをたどって北鎌倉へと向かう道です。

私たちは、化粧坂切通しを下って鎌倉駅方面に向かい、途中、尼寺の「英勝寺」(鎌倉市扇ガ谷)をのぞくつもりでいました。

自分で考え行動する大切さを

と、そのとき、地図を手にした数人の小学生のグループと出会い「鶴岡八幡宮に行くにはどうしたらいいのですか?」と聞かれました。

だいたいの道順を教えてあげても分かりにくいこともあり、じゃ、オジサンたちと途中まで一緒に行こうか、ハイ、ありがとうございますっ! ということになり、今回の無目的散策は、思いもかけず、元気いっぱいの小学生グルーブとの“旅は道連れ”的な様相を呈しました。

そういうことにかけては面倒見がよく、すぐに学校の先生ふうになってしまう友人Fが、ガイド役になっていろいろと説明を始め、小学生たちは、ハイ、ハイ、と気持ちよくそれに応え、質問したりしています。

このグループは、久里浜(横須賀市)の小学校6年生たちで、社会科の授業でグループ別に鎌倉を見学して回っているとのことでした。

久里浜をスタートして、また久里浜に戻る、という日程。先生は付き添わず、何を見て何を学び、分からないことは聞いて回る、という、すべて子供任せ、自主性を養うことも兼ねた授業のようでした。

そうした子供たちを見て感心させられたのは、グループには、ちゃんとリーダー格がいて、久里浜に帰る時間を頭に入れながら行動し、しっかりと統率が取れているということでした。

ふと思い出したのが、熊本地震の避難所で子供たちが率先して「子供ボランティア」をスタートさせ、お年寄りたちの肩を揉んだり、掃除や食事の手伝いをしている姿がテレビに映し出されていたことでした。

小学生たちは、誰から言われたわけではなく「誰かのために何か出来ないかと思って・・・」と自ら、行動を起こしています。

そういえば、東日本大震災の際、宮城県気仙沼市の避難所では、小学生たちが自主的につくった手書きの新聞「ファイト新聞」が、大人たちに元気を与えました。

私たちが出会った久里浜の小学生たちも、こうした場で自分で考え、自分で動き、時間通りに久里浜に戻ることで自主性を培い、、いずれ、何かのときに何かをするための、いい勉強をしてくれているのではないか、と思います。

新緑の季節-。

心地よい風に吹かれながら歩き始めたこの日の鎌倉散策で、私たちは、本当に眩しいほどの若芽に出会うことが出来ました。

これが楽しみでもある、打ち上げのビールが、ことのほか旨かったことは、言うまでもありません。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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