ふと思う“余計なお世話”-

私が、日課としている(いや、まだ日課と“したい”のレベルですが・・・)ウォーキングのコースは、海岸の砂地にアスファルト舗装された〈サイクリング・ロード〉です。

私が住む藤沢市(神奈川県)の江の島周辺の海岸は、江の島に向かって右(西)方向に片瀬海岸西浜(鎌倉方面への左方向は片瀬海岸東浜です)が開け、鵠沼海岸、辻堂海岸、そして茅ケ崎へと続いています。

サイクリング・ロードは、その西方向の海岸、鵠沼海浜公園(スケートパーク)を起点として茅ケ崎の柳島海岸へと至る、約8キロの〈自転車・歩行者専用道路〉です。

この海岸に沿った〈砂浜の道〉は、1968年(昭43)に造られ、以降、多くの人たちに利用されてきましたが、週末になれば、ジョギングをする人、赤ちゃんが乗った乳母車を押しながら走る元気なママさん、早足に、あるいはノンビリと歩く高齢者層、また目的地に自転車で急ぐサーファーたちでにぎやかになります。

このGW期間中などは、海辺のイベントなども開催されていて混雑するほどでした。

一年で一番心地いい五月のこの季節は、天候のいい日などは、穏やかな相模湾を眺めながら、気持ちのいい時間を持つことができますが、最大の欠点~これは仕方のないことですが~は、強風が吹いたときなど、道路に大量の砂が乗り上げて堆積し、砂浜状になってしまうことです。

定期的に乗り上げた砂を除く作業も行われているものの、そのままの日々も多く、そうなると走りにくい、歩きにくい、自転車と歩行者のすれ違いに気を遣うなど一転、ストレスが溜まる道と化してしまいます。

ちょっとした心遣いひとつで・・・

そうしたことのためにこの道路には、砂を除去するための、グラウンド整備などに使われる木製の〈トンボ(レーキ)〉が距離を置いて数か所に立てかけられており、利用者による自主的な除去作業を依頼する形をとっています。

ある日、私が堆積した砂に苦戦しながら歩いているとき、自転車にボードを積んだサーファーが、自転車を降り、砂の除去作業に汗を流していました。(結構、力仕事です)

通りすがりに「ご苦労さま~」と声をかけると「これもボクらの役目です」と若いサーファーは、気持ちのいい言葉を返してきました。

海で遊ぶ者は、その周辺、砂浜のゴミを取り除いたり、いつも通るこの道も走りやすくしておきたい、という気持ち・・・それを“役目”とすることなどは、できそうでなかなかできないことだな、と感心してしまいました。

さて・・・このサイクリング・ロードではありませんが、日本のビーチバレー発祥の地とされる鵠沼海岸のサーフビレッジ前の海岸を含む片瀬海岸西浜には、歩行用の道がコンクリートで造られています。

ビーチバレーの大会を開催する際には、観覧席ともなる階段状の部分には、やはり、強風が吹いた後などには、かなりの砂が堆積してしまいます。

砂浜に設置されたビーチバレーのコートでは、最近ではビーチテニスも行われており、にぎわいを見せていますが、私はここを通るとき、いつも思うことは、石段に堆積した砂がいつまでもそのままであることです。

高校野球の選手たちが、自分たちが使うグラウンドを大切にし、自身の手でいつも整備しておくのと同様の心を、一人でサイクリング・ロードの大量の砂を除去していたサーファーにも感じました。

が、ここにそうしたものが感じられないことは、なぜ? と残念に思ってしまいます。

鵠沼海岸のビーチバレー常設コートは、藤沢市によって1995年(平7)に設置されています。施設を利用する愛好者とっては、ありがたいことですが、しかし、使うだけではなく、その周辺の自主的整備を常に心かけておくこともまた、使う者の“役目”として必要でしょう。

自分が座る部分だけ、堆積した砂をどけているのを見て〈もうちょっと広い心を持てば・・・〉と嘆いてしまうのは、余計なお世話なのでしょうか・・・ああ。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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