カウントダウンに入った世界獲り

さて・・・年内にも“世界獲り”を目論むロンドン五輪ボクシング(ミドル級)金メダリストでプロ10戦(全勝=7KO)を消化した村田諒太(30=帝拳)の動向はどうでしょうか。

今年5月14日の前戦プロ10戦目(中国・香港)を村田は4回TKO勝利で飾りましたが、そのとき次戦プロ11戦が併せて発表され、それによると試合は7月23日(日本時間同24日)、場所は米国で行う、ということでした。

その後、詳細が発表され、相手は41戦34勝(21KO)2敗3分2無効試合の戦績を持つジョージ・タドニッパー(米国)で試合会場は“聖地”の「MGMグランドガーデンアリーナ」(米ネバダ州ラスベガス)となりました。

この試合に備えて村田は6月8日、約2週間を予定とする米国合宿に出発。同合宿ではスパーリング中心の実戦トレを行い、カギを握る右強打を生かすための左の使い方、攻守のバリエーションなどの習得に務めることになっており、大事な一戦に向けて、ここから臨戦態勢に入ることになりそうです。

陣営の帝拳ジム・本田明彦会長は、昨年11月のプロ8戦を終えた段階で「あと3戦」という言葉を口にしていました。

2016年に入り、1月上海(中国)=○ガストン・アレハンドロ・ベガ(アルゼンチン)=、5月香港(中国)=○フェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)=を経て、今回の7月ラスベガス(米国)が3戦目。試合内容を見なければ分かりませんが、本田会長の思惑通りとなるなら、GO! のサインが出る「Xデー」は今秋、となります。

正念場の一戦は“聖地”が舞台!

その意味で今回の一戦は、村田にとって正念場でしょう。

ちなみにラスベガス登場は、昨年11月のプロ8戦目、ガナー・ジャクソン(ニュージランド)戦以来、2度目となります。

最初のとき、気負いすぎもあってか気持ちが空回り、KO勝利を逃した村田には、契約を交わす米大手プロモート会社「トッフランク」社のボブ・アラム氏から“追試”指令が出されただけに今回、ポカは許されない真剣勝負が求められることになります。

では、この試合をクリアした場合、今秋の“世界獲り”に向けて陣営は、どこにターゲットを置くのでしょうか。

実際、どうしようか、と途方に暮れるほど、世界のミドル級最前線は、凄さが増しています。

WBAのスーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザスフタン)、同正規王者ダニエル・ジェイコブス(米国)、WBCの正規王者サウス“カネロ”アルバレス(メキシコ)、同暫定王者ゴロフキン、ゴロフキンはIBFの正規王者でもあり、WBOはビリー・ジョー・サンダース(英)が新王者となっています。

まさにもぐり込む隙間のない層の厚さ、戦うのが嫌になってしまうほどビッグネームが君臨するこの階級ですが、現段階で村田陣営の狙いは「WBO」が有力視されており、しかし、それも今後の展開をにらみつつ、流動的といったところでしょうか。

今年に入って2試合、村田にも気合が入ってきて右の強打で2試合連続KO勝利を飾っています。波に乗って3戦連続! といきたいところですね。

「やれと言われればすぐに出来るよう準備はしておきます。が、今は、目の前の試合にベストを尽くすことが大事と思っています」という村田が、どんな試合を見せてくれるでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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