首都圏“80%超え”への備えは?

この6月14日で発生から2カ月が経過する「熊本地震」ですが、12日午後にまた「熊本県熊本地方を震源とする地震があり、同県八代市で震度5弱の揺れを観測した」と報じられました。

熊本県を惨事に陥れたこの震災は、いまだに揺れが収まらず、発生後、熊本県内では4月19日以来となる震度5弱がまだ勃発する不安定な状況は、被災者にとっては我慢しかねることでしょう。

2011年の3・11東日本大震災以降、私たちは、遠いか近いか、将来に起こるだろう「首都直下地震」への備えを含め、地震列島に居住するものとしての覚悟を強めざるを得なくなっていることは確かです。

・・・が、それは頭ではわかっていても、実際に起きたらどうするか、どう行動するか、ということは・・・皆さん、キチンと整理できているでしょうか。

私が住む藤沢市(神奈川県)は、例えば千葉県や茨城県あたりを震源とする地震が発生したとき、もちろん被害が発生しない規模のものですが、家の中ではカタカタと音が鳴り、微少の揺れが感じられ、テレビなどの地震情報では「(神奈川南部)震度3」程度が表示されます。

こうしたとき、私は何をしているだろうか、と振り返ってみると、微少の揺れがある間、テレビがひっくり返らないように押さえたり、などとつまらないことをしており、微少の揺れの後にドカンときたらどうしようか、ということに関しては、頭では思っても実際にどう行動するか、などの手だてはほとんどなく、準備なし! に等しい状況にあります。

何か事あるごとに言われる〈準備〉は、確かに大事なことです。しかし、震災の“いやらしい”ところは、ずっと先のことかもしれない、いやいや、明日かもしれない、すぐそこに迫っているかもしれない、と予測が難しいことでしょう。

「30年以内」への油断はなくしたい

政府の地震調査委員会がこのほど、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した「全国地震予測地図」を公表しました。

それによるとやはり、首都直下地震の危機感から関東南部の各地域の確率が高まり、また海溝型の大地震が懸念される南海トラフ沿いの各地域も確率が高まりました。

ちなみに・・・千葉市=(全国最高の)85%、横浜市・水戸市=81%、東京都庁=47%。南海トラフ沿いでは、高知市73%、徳島市=71%、静岡市=68%、などが公表されています。

まあ、藤沢市などは、横浜市81%に含まれ、高い確率が示されましたが〈30年以内〉という但(ただ)し書きが、人々にスキを与えてしまいます。

〈30年以内〉は、前述のようにそれこそ、30年後かもしれないし、あるいはもう、明日に迫っているかもしれません。発表する側も、苦しい胸中、といったところでしょうね。

熊本地震の際も、被災者の多くは「ここの地震発生の確率は8%なのに・・・」と言い、むしろ「阿蘇山の噴火のほうに危機感を抱いていた」という声も聞かれたものでした。つまり、想定外の出来事-。

まあ、だから・・・要は今、いつ何が起きても対応できるようにしておけってことだよ、と友人が言いました。

その通りなのですが、果たして・・・間違いなく言えることは、自然災害は人々の思惑外、想定外のところで容赦なく襲ってくる、ということです。

もちろん、明日にでも、ですよ。

ああ。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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