V3戦は“ロマゴン”の放つ刺客!

昨年の大みそか以来、7カ月ぶりのリング-。

7月20日、プロボクシングWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27=井岡)が、エディオンアリーナ大阪で3度目の防衛戦に臨みます。

井岡といえばここ3年ほど、きっちりと年間3試合を消化するペースを堅守してきており、7月が今年の初試合は、ン? ちょっと久しぶりだなァ、などと感じてしまいます。

それはともかく今回、V3戦の相手は、ニカラグアの同級7位キービン・ララ(21)です。ニカラグアといえば、無敵の“ロマゴン”ことWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンザレスが思い浮かびますが、そのゴンザレスが“ニカラグアの宝石”と命名したという目下、18連勝中の精鋭ララ。井岡にとっては、仮想ゴンザレス的な意味合いもあり、面白い戦いとなりそうです。

井岡自身は、昨年の大みそか、同年4月にWBA世界フライ級王座を奪った(3階級制覇達成)ファンカルロス・レベコ(アルゼンチン)と再戦。王座奪取は2-0判定でしたが、今度は11回、左、左、そして右、の3連打をボディーに放ち、TKO勝利で完勝、いい感触を残しながら来ているようです。

フライ級最強を証明したい

井岡は、このレベコ戦後、某ボクシング専門誌のインタビュー記事の中でこう答えています。

〈(ライバル王者たちとの統一戦を)今年はしたい。ただ単に防衛戦をしているよりもいいし(自然に)そうなってくるものでしょう〉

ゴンザレスやWBA世界フライ級UC王者ファン・エストラーダ(メキシコ)らとの戦いが実現するなら、それはファンにとってはたまらないビッグマッチとなります。

「パウンド・フォー・パウンド」ランキング1位のゴンザレスの近況としては、今秋9月に4階級制覇を懸け、WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に挑戦することが決まった、と報じられましたが、それぞれが点と点で動く中、線で結ばれる日が来れば、一気に!・・・というのがこの世界の常。フライ級は目が離せない階級となっていますね。

まあ、しかし、まずは井岡が勝ち続けることが先決です。

3階級制覇達成後の井岡には、井岡家の悲願を成し遂げたことによるものか、がむしゃらさが消えて“大人の対応”が随所に見られるようになりました。

初防衛戦のロベルト・ドミンゴ・ソーサ(アルゼンチン)戦=判定勝利=にしても、V2戦のレベコとの再戦にしても、相手の良さを殺して攻め込む冷静さ、レベコ戦で見せたボディー攻撃の新境地、などが顕著です。

今回のララ戦に対して井岡は「これぞ世界戦というレベルの違いを見せつけられれば・・・」と連続KO勝利でのV3を宣言していますが、勝敗のカギを握るのは、前回同様、ボディーからの展開となりそうです。

圧倒的な勝利でロマゴンが放った刺客を退け、フライ級最強! をアピールすることが出来るかどうか。それが近い将来、全階級を通して最強! のロマゴンを振り向かせることになるのでしょう。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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