残念! パットが決まれば・・・

フッと目が明きました。時計を見たら午前3時15分(8月1日)-。

眠い目をこすりつつも、まったくいい時間に目覚めてくれたものです。TBSテレビがこの時間からUSPGAツアーの今季ジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」(米ニュージャージー州スプリングフィールド=バルタスロールGC)最終日の模様をライブで中継してくれるのです。

7月30日の第3日が雷雨で中断、そのまま日没サスペンデッドとなりました。松山英樹(24=LEXUS)ら第3日にスタートできなかった組は最終日(7月31日)第3Rと最終Rの計36ホール、長丁場の戦いとなりました。

眠気覚ましのコーヒーを飲みながらテレビをつけると、松山は第3Rを3アンダーの67(パー70)で終え、通算スコアを7アンダーに伸ばして首位に4打差。日本時間午前3時40分の最終Rスタートを待っているときでした。

さすがですね。松山という人は、こうして眠い目をこすり、早起きして観(み)ようというゴルフ・ファンたちの期待に応えてくれる要素を持っているのですね。そうした要素は、どんなスポーツ分野でも、スーパースターと呼ばれるプレーヤーに欠かせないものですね。

・・・が、4打差を追う松山の最終Rは、観ているこちらが、思わずア~アと溜息をもらしてしまうほど、我慢を強いられる展開になりました。

ショットが復調し、ティーショットはビシビシとフェアウエーをとらえます。グリーンを狙うアイアンショットも、凄味を増してピンに向かいます。

4位の健闘を演じた松山だったが・・・

しかし、なかなかバーディーチャンスがつかめず、グリーンのタッチも第3Rとは違うのか、なぜかパーパットが2メートル前後を残し、大事な最終Rでスコアを伸ばしたい気持ちとは裏腹に、このパーパットを沈めることに神経をすり減らすことになってしまいます。

2番(パー4)でピン下5メートルを惜しくも外したことから苦戦が始まり、5番(パー4)以降、我慢に我慢を重ね、前半アウトはパープレーの34。巻き返したい後半インを迎えて11番(パー4)で難しいフックラインを沈め、やっとバーディを奪います(通算8アンダー)が、振り向けば首位を行くJ・ウォーカー(米国)は、10番(パー4)、11番(パー4)で連続バーディーを奪っており、通算スコアを13アンダーに伸ばしていました。

松山は12番(パー3)で1メートルを外し、珍しく悔しい表情を浮かべました。チャンスをものにできず、17番(パー5)では第3打が入りかけて“あわやイーグル”となりながら、1メートルを外してバーディーをも逃してしまいます。ガックリ!

最終18番(パー5)で意地のバーディーを奪いましたが通算9アンダー、優勝(通算14アンダー)したウォーカーとは5打差の4位となりました。

もちろん健闘は健闘、大健闘です。4位という順位も、2015年「マスターズ」の5位を上回る、メジャーでの自己最高です。が・・・“たら・れば”は禁物とはいえ、あのパットが“一筋”合って決まっていたなら・・・あるいは優勝も夢ではなかっただけに残念な結果でした。

ホールアウト後、テレビのインタビューに応えた松山は、ただ、悪かったショットがこの4日間で良くなったので・・・と口数が少なく、取り巻く周辺も沈んだ感じでした。

ウ~ン、ホント、残念でした。1日36ホールをプレーしても、最初の18ホールと後の18ホールでは、もうグリーンも含めて感じが変わってしまうのが、ゴルフというゲームの繊細さなのでしょうね。

2メートル前後のパーパットばかりが残り、それに神経を遣いすぎたのが、松山の最終Rのゴルフだったということなのでしょう。優勝するということは、すべてがうまく噛み合い、運も味方につけ、勝利の女神が微笑んだとき、やっと手繰り寄せられるのでしょう。

難しいものです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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