躍進の日本勢! 「2番じゃダメなんです」
日本勢のメダル・ラッシュに沸くリオ五輪にあって、アレレ、銀がないねェ、が、どこか不思議な感じを与えていました。
なぜなら、日本人が得意とする? 善戦、惜敗の展開なら、あと一息で金! の銀がもっと多くてもいいはずだからです。
そう言えば以前、某女性議員の「2番じゃダメなんですか?」との発言が話題となりましたが、こと五輪の勝負に関しては、3番より2番、2番がダメなことはありませんが、2番より1番! に越したことはありません・・・などと思っていたら、早速、銀が出ました。
競泳男子バタフライ200メートル決勝でラスト50メートル、怪物マイケル・フェルブス(米国)を猛追して2位に入った坂井聖人(21=早大)です。
1分53秒40のタイム。何とフェルブスに100分の4秒差の惜敗。ほら、これがニッポンの銀なんだよ、伸びしろを感じさせる銀、4年後の東京を見据えれば、こうした銀がもっと多くてもいいんじゃないかな、とも思います。
とはいえ、今回の日本勢は、観る側を眠らせてくれません。
8月11日午前5時-。
例によって枕元のラジオをつけると柔道の熱戦が入ってきました。女子70キロ級・田知本遥(26=ALSOK)が優勝して今大会、女子勢の金メダル第1号を達成したこと。次は男子90キロ級・ベイカー茉秋(21=東海大)が決勝戦を行う、というアナウンサーの高揚した声・・・。
2020年東京への意識改革
日本時間午前5時22分、決勝戦の開始。相手はパルラム・リバルテリアニ(27=ジョージア)です。
ここまで4試合、すべて1本勝ちで上がってきたベイカーに勢いを感じます。
あくまで攻めの姿勢のベイカーは2分過ぎ、右足を絡めた大内刈りで有効を奪い先行しました。が、何ごとも“その後”が難しいですね。出てくる相手。受け止めて守りつつも、攻めなければ押し込まれる。我慢の中、2つの指導をもらいながらも、ベイカーは逃げ切って優勢勝ち。同級で日本人初の金メダル獲得という快挙を成し遂げました。
ベイカーは、喜びをこう話しました。
〈井上(康生)監督の勇姿を見て柔道を始めた。小さいときからオリンピック・チャンピオンを夢見て取り組んできた。今日の戦いは、小さいときからの夢だったんです〉
ベイカーにとっては、やはり「2番じゃダメなんですよ」の戦いでした。
ちなみにベイカーに敗れたリパムテリアニが、表彰式でも笑顔を見せず、うつむき、涙ぐんでいるのが印象的でした。この男にとっても「2番じゃダメなんです」の戦いだったのでしょうね。
日本の柔道は、体格的なこともあり、どうしても中量級主体になってしまいますが、ベイカーの快挙は、重量級が抱える課題に風穴を開けたことにもなります。2020年東京に向けてこれは大きいですね。
「2番じゃダメなんですよ」の意地は、男子体操のエース・内村航平(27=コナミスポーツ)もまた、見せてくれました。男子団体総合の金メダルに続いて、同個人総合も金メダルを獲得。それも2位から、最終種目の鉄棒で逆転劇を演じての優勝でした。
リオ五輪の場には、どうやら「2番じゃダメなんです」の日本代表勢があふれているようで、それがなるほど、銀が少ない理由なのかもしれませんね。
なぜなら、日本人が得意とする? 善戦、惜敗の展開なら、あと一息で金! の銀がもっと多くてもいいはずだからです。
そう言えば以前、某女性議員の「2番じゃダメなんですか?」との発言が話題となりましたが、こと五輪の勝負に関しては、3番より2番、2番がダメなことはありませんが、2番より1番! に越したことはありません・・・などと思っていたら、早速、銀が出ました。
競泳男子バタフライ200メートル決勝でラスト50メートル、怪物マイケル・フェルブス(米国)を猛追して2位に入った坂井聖人(21=早大)です。
1分53秒40のタイム。何とフェルブスに100分の4秒差の惜敗。ほら、これがニッポンの銀なんだよ、伸びしろを感じさせる銀、4年後の東京を見据えれば、こうした銀がもっと多くてもいいんじゃないかな、とも思います。
とはいえ、今回の日本勢は、観る側を眠らせてくれません。
8月11日午前5時-。
例によって枕元のラジオをつけると柔道の熱戦が入ってきました。女子70キロ級・田知本遥(26=ALSOK)が優勝して今大会、女子勢の金メダル第1号を達成したこと。次は男子90キロ級・ベイカー茉秋(21=東海大)が決勝戦を行う、というアナウンサーの高揚した声・・・。
2020年東京への意識改革
日本時間午前5時22分、決勝戦の開始。相手はパルラム・リバルテリアニ(27=ジョージア)です。
ここまで4試合、すべて1本勝ちで上がってきたベイカーに勢いを感じます。
あくまで攻めの姿勢のベイカーは2分過ぎ、右足を絡めた大内刈りで有効を奪い先行しました。が、何ごとも“その後”が難しいですね。出てくる相手。受け止めて守りつつも、攻めなければ押し込まれる。我慢の中、2つの指導をもらいながらも、ベイカーは逃げ切って優勢勝ち。同級で日本人初の金メダル獲得という快挙を成し遂げました。
ベイカーは、喜びをこう話しました。
〈井上(康生)監督の勇姿を見て柔道を始めた。小さいときからオリンピック・チャンピオンを夢見て取り組んできた。今日の戦いは、小さいときからの夢だったんです〉
ベイカーにとっては、やはり「2番じゃダメなんですよ」の戦いでした。
ちなみにベイカーに敗れたリパムテリアニが、表彰式でも笑顔を見せず、うつむき、涙ぐんでいるのが印象的でした。この男にとっても「2番じゃダメなんです」の戦いだったのでしょうね。
日本の柔道は、体格的なこともあり、どうしても中量級主体になってしまいますが、ベイカーの快挙は、重量級が抱える課題に風穴を開けたことにもなります。2020年東京に向けてこれは大きいですね。
「2番じゃダメなんですよ」の意地は、男子体操のエース・内村航平(27=コナミスポーツ)もまた、見せてくれました。男子団体総合の金メダルに続いて、同個人総合も金メダルを獲得。それも2位から、最終種目の鉄棒で逆転劇を演じての優勝でした。
リオ五輪の場には、どうやら「2番じゃダメなんです」の日本代表勢があふれているようで、それがなるほど、銀が少ない理由なのかもしれませんね。
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