“秋の陣”の口火を切るワタナベ勢

さて・・・プロボクシング界の“秋の陣”は8月31日、ワタナベ勢が口火を切ります。

WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(29)とWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(35)のダブル世界戦、ともに4度目の防衛戦です。

舞台は東京・大田区総合体育館-。

ここの主役はこれまで、常に内山高志(36=ワタナベ)が務めていましたが、今年4月のWBA世界スーパーフェザー級王座統一戦でまさかの敗北。同級スーパー王座を明け渡し、今回は不在です。

内山に代わるメーンの座は、田口が務めることになりましたが、内山不在の大きな穴を埋めるべく、田中も河野もいつもとは気合の入れ方が違っているようです。

河野は今年4月、判定で3度目の防衛に成功した後、WBAの指示により、今回は同級1位で暫定王者のルイス・コンセプシオン(30=パナマ)の挑戦を受けます。

元WBA世界フライ級王者のコンセプシオンは、38戦34勝(24KO)4敗の戦績、KO率63%を誇る右のハードパンチャーとして知られています。

内山不在の舞台でV4なるか?

河野にとって楽な相手ではありませんが、まあ、しかし、河野も並みではない不屈の闘魂の持ち主です。

2012年12月、WBA世界スーパーフライ級王座を戴冠後、翌13年5月の初防衛戦で敗れたときは「引退も選択肢にあった」そうですが、失意を乗り越えて14年3月のWBA世界スーパーフライ級王座決定戦に勝って返り咲き。以後、今のV3に至っています。

ガンガンと強打で迫るコンセプシオンのパワーを、河野がどうしのぎ、どうさばくか。「(コンセプシオンは)名前もあるしやりがいがある。後半勝負!」という“雑草”河野のお手並み拝見の試合となりそうです。

とともに内山に代わってメーンに登場する田口にも注目です。今回のV4戦は日本人選手が相手。チャレンジャーは、元WBA世界ミニマム級王者で2階級制覇を狙う宮崎亮(27=井岡)です。

田口にとっては、日本ライトフライ級王者時代、13年8月の井上尚弥(大橋)との同級タイトルマッチ(井上の判定勝ち)以来、3年ぶり(7試合ぶり)の日本人対決となります。

日本人対決は概して、激しい打ち合いが展開されるなど、見応えのある試合になりがちです。古くは1994年(平6)12月のWBC世界バンタム級タイトルマッチ、正規王者・薬師寺保栄(松田)vs暫定王者・辰吉丈一郎(大阪帝拳)の死闘。最近では12年6月のWBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦、WBC王者・井岡一翔(井岡)vsWBA王者・八重樫東(大橋)のこれまた死闘、が代表的です。

田口vs宮崎の一戦。果たしてどちらの意地が勝つか-この日本人対決は、面白い試合になりそうですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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