大一番をにらんだ大事なV3戦

プロボクシングの“秋の陣”第1弾となったワタナベ勢2王者の防衛戦(8月31日=東京・大田区総合体育館)は1勝1敗の結果となりました。

WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平の王座陥落は残念でしたね。

続く第2弾は、大橋勢の“怪物”王者・井上尚弥(23=大橋)が登場します。私の周りのボクシング好きの下馬評は、ほとんどが「スカッといい試合を見せてくれそうじゃないか」と高い評価を与えていました。

WBO世界スーパーフライ級王者の井上は9月4日、同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31=タイ)を相手に3度目の防衛戦を行います。会場は井上の出身地・神奈川県座間市の「スカイアリーナ座間」-地元ファンの声援の中、井上も大いに気合が入ることでしょう。

減量に苦しんだWBC世界ライトフライ級王者時代から階級を2つ上げ、現在のWBO世界スーパーフライ級王座を獲得して2度の防衛に成功。10戦(8KO)無敗の“モンスター”の周辺は今、ローマン・ゴンザレス(29=ニカラグア)と「米国で」「いつ戦うか」というビッグな話題に包まれています。

今回のペッチバンボーン戦も、あくまでその過程にあり、ここで負けるわけにはいかないし、この試合のレフェリー、ジャッジがすべて米国人で構成されたことも、米国進出をアピールする絶好の機会かもしれません。

標的“ロマゴン”も注目の9・10決戦!

ときを同じくしてWBC世界フライ級王者の“ロマゴン”は9月10日、米カリフォルニア州イングルウッドの「ザ・フォーラム」でWBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)にチャレンジします。

この一戦は9月11日午前11時から、WOWOWの「エキサイトマッチ」で生中継されますが、日本のファンも見逃せない、様々な話題に包まれたビッグマッチですね。

ゴンザレスが勝ては、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級を経て4階級制覇を達成、そして・・・一気に井上との激突がクローズアップされることになります。ロマゴンvs井上の対決、それも王座統一戦となれば、米国開催も十分可能な内容ですね。

とはいえ、井上陣営は、微妙な問題に包まれています。

前回5月のV2戦(判定○=ダビド・カルモナ戦)後、大橋ジム・大橋秀行会長は、井上の階級に触れ、現在のスーパーフライ級でも減量が厳しくなっていることを明かしました。

いずれはまた、バンタム級以上に上げることを余儀なくされるのでしょうが、となるとロマゴン戦の実現は「来年中」の期限付きとなってきます。そのあたりはどうなのか?

ロマゴンも井上も、9月のこの試合に勝ち、さあ! ということになるのかどうか。ロマゴンはご存知の通り、帝拳プロモーションと契約を結んでおり、そのあたりも、今後の動向に大きく影響しそうです。

その前にペッチバンボーン相手のV3戦、井上はつまらない試合をするわけにはいかなくなりましたね。

この日は、プロに転向した12年ロンドン五輪ボクシング(バンタム級)銅メダリストの清水聡(30=大橋)のプロデビュー戦もあり、こちらも観(み)ておきたい試合です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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