世界戦14勝の偉業達成なるか

さて・・・プロボクシング界は、WBA世界フライ級王者・井岡一翔(28=井岡)の出番です。

井岡は4月23日、エディオンアリーナ大阪で5度目の防衛戦に臨みます。相手は何と61連勝中という同級2位のノクノイ・シットプラサート(30=タイ)です。

この対戦でまず、目立つのは〈体格差〉ですね。

4月21日に行われた予備検診によると、身長は井岡1メートル65.0、ノクノイ1メートル57.7、その差は7・3センチ。リーチも井岡1メートル68.7、ノクノイ1メートル65.4。その差は3・3センチ。体格面で井岡が優位に立っています。

小さい相手は、的が絞りにくい、とも言われますが、井岡に限っては、これまでの世界戦14試合、その心配は無用! の勝利を挙げ続けています。

ただ3階級制覇に初チャレンジ(IBF世界フライ級王座挑戦)した2014年5月7日のアムナト・ルエンロン(タイ)戦では、体格面で劣り、その分、前進を阻まれて唯一の黒星を喫していますが・・・。

もう一つの注目は〈記録面〉ですね。

国内ジム所属選手の世界戦勝利数は、具志堅用高氏の「14」がトップ。以下、井岡、長谷川穂積氏(引退)、山中慎介(帝拳)が「13」で続いています。

相手は61連勝中の30歳

1981年(昭56)3月、具志堅氏がペドロ・フローレス(メキシコ)に敗れ、王座から陥落して36年-。

同氏が築いた世界戦14勝に届く王者は出ないまま、今に至っています。

その記録に井岡が届くかどうか-。

さらにもう一つ。井岡ジムの父親でもある井岡一法会長は、5度目の防衛に成功した後、WBO世界フライ級王者・鄒市明=ゾウ・シミン=(36=中国)との2団体統一戦を視野に入れています。

鄒市明は2008年北京、2012年ロンドン両五輪で2大会連続金メダルを獲得してプロ入りし、現在はプロの世界でも王者になっている選手です。

このビッグマッチを実現させるためにも、ノクノイ戦は、ただ勝つだけでなく、内容を重視したいところでしょう。

とはいえ、ノクノイの戦績は凄いですね。66戦62勝(38KO)4敗。プロデビュー戦で勝利。第2戦から4連敗を喫していますが、その後から実に61連勝しているのです。

その内容がどんなものなのかは、よく分からないところかありますが、まあ、勝ち続けるということは、それなりの実力があり、長いキャリアで老獪(ろうかい)さも身につけているのではないでしょうか。

このあたりは、用心して用心し過ぎることはない、というのがボクシングの試合です。

ここ3戦、連続KO防衛で勢いに乗る井岡です。

世界戦4連続KO勝利で具志堅氏の記録に追いつくことが出来るかどうか。

キャリアは豊富ですが、初の海外試合、初の世界挑戦となるノクノイには、井岡が〈格の違い〉を見せつけて快勝してもらいたいものです。

試合が楽しみとなりました。
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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